2010/05/19 (Wed) 19:05
講談社ノベルズ
2002年2月
絶海の孤島に隠れ棲む財閥令嬢が“科学・絵画・料理・占術・工学”、5人の「天才」女性を招待した瞬間、“孤島×密室×首なし死体”の連鎖がスタートする!
工学の天才美少女、「青色サヴァン」こと玖渚友(くなぎさとも)(♀)とその冴えない友人、「戯言遣い(ざれごとづかい)」」いーちゃん(♂)は、「天才」の凶行を“証明終了(QED)”できるのか?
新青春エンタの傑作、ここに誕生!第23回メフィスト賞受賞作。
「戯言遣い」シリーズの第1弾。
確かにこれは面白かったです。
何故、西尾維新さんが人気があるのかこの1冊でわかった気がします。
すっかりファンになりそうです。
出だしのほうは、ライトノベルズっぽくて(イラストなどのせいもあって)抵抗があったのですが、読み続けるうちに、その言葉の魔力というか、その破天荒なキャラたちにも魅了されてしまいました。
本格推理というには、その設定からして無理があるのかもしれませんが、新感覚の小説として、あらたな境地を切り開いていると思いました。
最後の最後まで飽きさせない展開で、素晴らしかったです。
いい刺激を受けました。
シリーズ9作に、スピンオフ7作。そして、この作品にも登場した、一番インパクトのあったキャラ哀川潤の過去のエピソードも出るらしいし。
これからまだまだこの世界に浸れるかと思うと幸せです。
内容★★★★★
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