2009/11/24 (Tue) 12:31
小学館 ビッグコミックスピリッツ
2008年12月
小学館 ビッグコミックスピリッツ
2009年4月
⑬高校を卒業したての美來は、母が働くスナックで週末にバイトするだけで、あとは暇を持て余しているフリーター。そんなある日、彼女はパチンコ中毒の母親から、丑嶋への借金返済を立て替えさせられ、有り金全部を失ってしまう。そこで美來は金を稼ぐため、高校時代の友人・冬美の紹介で出会いカフェに行くことに…
⑭東京のタクシー会社に勤める諸星は、今日中に売上目標を達成しないと月間ノルマを達成できず、歩合給率を減らされてしまう厳しい状況。だが、期待をかけた“ゴールデンタイム”に銀座、六本木、池袋のどこでも上客とめぐり会えず、やむなく危険を覚悟で歌舞伎町へと向かう。そこで一瞬よそ見をしたすきに、危うく丑嶋の車に追突しかけてしまい…
13巻「出会いカフェくん」、14巻「スーパータクシーくん」と、最近はちゃんと1冊できりがつくような構成になってきました。
13巻は、超大金持ちとかでてきて、あまりリアルな感じがしませんでした。悲壮感もないし、ちょっと平凡。
14巻は、タクシー運転手の現状が描かれていて、彼らも相当苦労しているのだなぁとしみじみ。
この巻の主人公の諸星の思考回路にはまったくついていけませんが、ある仕掛けがあり、それには心底驚きました。
しばらく後味が良い話が続きましたが、この巻では、やるせなさ復活。
自業自得もあれば、不条理な不幸もあります。
内容★★★★
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