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アメコミで英語、と映画と小説と漫画など
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2024/05/09 (Thu) 23:43
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2009/11/06 (Fri) 10:25

2005

英国人青年ジョー・コナー(ヒュー・ダンシー)は、自分だったら何かを変えられるという信念を抱いて、海外青年協力隊の英語教師としてルワンダにやってきた。英国ローマン・カソリック教会のクリストファー神父(ジョン・ハート)によって運営されていた公立技術専門学校(ETO)に赴任するが、ルワンダではフツ族とツチ族とが長年に渡る部族間の争いが続き、世界各国から派遣された国連治安維持軍(UN)が監視をしており、学校もベルギー国連軍兵士が駐留していた。不穏な動きの情報があるものの、学校の中は生徒たちの笑い声は絶えず、平和そのものに見えていた。だが、その平和も一瞬の出来事から地獄の時を迎えることとなる。
1994年4月6日の夜、アルーシャを介とした停戦協定を結ぶために、フツ族出身のハビャリマナ大統領が乗った飛行機が何者かに撃墜される。もしかしたらクーデターかも知れないという噂が広がり、学校はそこが非戦闘区域である事を宣言し、国連兵士たちが生徒たちを守る為に学校を取り囲む。部族紛争がはじまり、彼の学校が大量虐殺〔ジェノサイド〕から逃れてきた何千という難民の為の避難所となった時、ジョーは彼のお気に入りで最も成績優秀な生徒マリー(クレア=ホープ・アシティ)に、国連軍が必ず君たちを守ってくれる、と約束する。しかし学校の外では過激派民兵〔ミリシア〕による血みどろの虐殺が繰り広げられていた。そして国連軍がもうこれ以上難民を保護できないと手を引いたとき、ジョーと学校長のクリストファー神父は人生最大のジレンマに立たされる。彼らもまたその場所を立ち去るべきか、それともルワンダの人々を守る為に立ち上がるべきかと。
国連軍のトラックが不安におびえる難民たちの群れをかき分けて退去してゆく中、ジョー、そしてクリストファー神父はある決断をする・・・・


原題:Shooting Dogs


「ホテル・ルワンダ」と同じくルワンダ虐殺を描いた映画です。
こちらは、外国人の教師を主役にしているため、立場というか視点が「ホテル・ルワンダ」に比べ、私たちに近いといえます。

この映画の製作者でもあり、共同執筆者でもあるデヴィッド・ベルトンは言っています。
「ある意味、ルワンダの虐殺事件全体が、人間社会の失敗を意味したものであり、そこを私は強調したかったんだ。私自身ジャーナリストとして失敗したと感じている。同時に、学校から逃げだした教師たち、問題を解決することなく立ち去った外交官たち、撤退を命じられた国連軍の兵士、国外退去用の航空機にまっ先に乗り込んだNGOのスタッフたち全員も、内心は自分と同じ気持ちでいたと思う。助けを求める友人たちを見捨てたんだ。その後で友人たちの大半が孤立無援で死んでいったというのに」
。「そこには国連軍もいて、虐殺を防ごうとすれば出来たのにしなかった。国連の安全保障理事会はまざまざとその腰抜けぶりをみせつけた。国連が国連軍をボスニアに送ろうとした時点で、安全保障理事会はアフリカから逃げ出したのだ。たぶん国際機関が紛争国の仲裁に乗り出すには、二つの明確なルールがあるのだろう。その一つは当事者たちが白人であること、二つ目は当事者たちが西側が求める何かを持っていて、それが安全保障理事会の利益になるものであること、の二つだ。しかし当事者が黒人で、貧しい国であった場合は、関係ない。自分たち同士で勝手にやってくれ、となるのだ」

私がこの映画を観て感じたことをあれこれ言う必要もないようです。

フランス軍が自分の国の人間だけ救出しようとやってきたとき、これで助かるのだと勘違いして喜ぶ人たち。
「相手が攻撃してこない限り応戦はできない。上の指令がない限り攻撃できない」と言っていた国連軍の指揮官が、神父に「衛生上の問題から犬を射殺します」といったときの神父の反応、「犬が銃撃してきたのか?上の許可はとったのか?衛生上の問題はこれからもっと起きるぞ」(多分、原題はここからきているのだと思います)
国連軍の指揮官に「撤退するなら、せめて子供たちだけでも射殺してください。鉈で切り刻まれるより、苦しみを一瞬で終わらせてあげたいから」という人…。
いろいろなシーンが、しばらく頭を離れそうもないです…。

内容★★★★★



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2009/10/31 (Sat) 12:32

2000

英国の炭坑町で暮らす11歳のビリーは、ふとしたきっかけからクラシック・バレエに夢中になる。男がバレエだなんてみっともない、と炭坑ストで失業中のパパは猛反対。だがバレエ教室の先生だけは、ビリーのダンサーとしての素質を見抜き、応援する。やがてビリーの才能に気づいたパパは、名門ロイヤル・バレエ学校に入りたいという息子の願いをかなえるため、ある決意をする。


原題:Billy Elliot

とにかくジェイミー・ベルくんの踊りが軽やかで、踏めもしないのに自分もタップがやりたくなってきてしまいます。
私は運動が得意ではないので、怒りも喜びも踊りで表現できるビリーがとってもうらやましく、まぶしく見えました。

自分のやりたいことにかける情熱と、家族を気遣う心とでの葛藤。
そしてそれをうまく表現できないもどかしさ。
そんな少年特有の感情がうまく描かれていると思いました。

厳しいだけの一点張りではなく、ここぞというときには子供のために頑張れる、そんな父親にもちょっと感動しました。

内容★★★★


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2009/10/19 (Mon) 10:47

1974

八百長疑惑でプロ・フットボールチームを追われた元トップ・プレイヤーのポール・クルー。すっかり落ちぶれてしまった彼は、ある日飲酒運転で警官とカーチェイスをして懲役3年の刑に。送られた刑務所で彼を待ち受けていたのは所長のヘイズン。彼は、看守のアメフトチームを強くしようと、ポールに当て馬となる囚人チームの結成を強要する。渋々引き受けたポールのもとに、看守たちに恨みを抱くコーチのネイト・スカボローはじめ個性的な面々が集まってきた。そして、試合に向けみるみる強くなる囚人チームに対し、危機感を抱いた看守たちの激しい嫌がらせが始まる…。


昔テレビで観て、ビデオを借りて、そして今回と、3度目の観賞となります。
そのファッション、車…やはり時代を感じます。
「コブラ」「硬派銀次郎」…日本の漫画にも影響を与えたと思われるそのストーリーは、燃えるものがありますが、今見直してみるとそこまで盛り上がっていないような…私が年を取ったせいでしょうか。
よ~く考えてみると、理不尽に虐げられた囚人の鬱憤晴らしのようにも思えますが、全員とは言いませんが改心もしていない人たちが英雄みたいになっているのはどうなんでしょう。
ちょっとひっかかるものを感じないでもないでした。
まあ、あまりそういうことを深く考えて観る映画ではないのかもしれませんね。
その点「栄光への脱出」のがすっきりしているのかもしれませんね。
彼らは確か、戦争の捕虜だった気がします。


主演のバート・レイノルズといったら「キャノン・ボール」と「トランザム7000」が有名ですね。あの胸毛にはひいちゃいますが…。
この作品のリメイクにも出演しているようです。
リメイクがどうアレンジされているのかは気になります。

内容★★★






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2009/10/10 (Sat) 09:47

2008

敵は、罪なき自国の人々に銃を向ける最強のエリート殺戮軍。味方は、たった5人の傭兵部隊…。
生還率0%の救出作戦の中、“世界最強の一人軍隊”と呼ばれた男は、何を見つけ、何を失うのか?
その男の眼は、死んでいた。その男の心も死んでいた――
男の名は、ジョン・ランボー(シルベスター・スタローン)。
元グリーンベレーでベトナム戦争の英雄だが、帰還兵に冷酷な故郷アメリカを遠く離れ、今ではタイ北部のジャングルに覆われた山地で、孤独な日々を送っている。
捕まえた毒ヘビを売り、サルウィン川に浮かべたボートで人や荷物を運搬して生計を立てていた。
かつて所属した特殊部隊の元上官の要請で、戦争終結後のベトナムやアフガニスタンで過酷な戦いを繰り広げたこともあったが、それももう20年以上昔のことだ。
タイとミャンマーの国境近くでは、世界で最も長期にわたる内戦が続いていた。
ミャンマーの軍事政権が、キリスト教徒の多いカレン族を迫害、彼らから土地や天然資源を奪うだけでは飽き足らず、女子供に至るまで容赦ない虐殺を繰り返していた。
反政府軍が立ち上がり、激化する紛争も、戦うことに意味を見出せなくなったランボーの闘争心を甦らせることはなかった。
その男の心を生き返らせたのは、勇気と希望に輝く一人の女――
そんなランボーの前に、一人の女性が現れる。彼女の名は、サラ・ミラー(ジュリー・ベンツ)。
コロラド州のキリスト教支援団の一員で、婚約者の医師マイケル・バーネット(ポール・シュルツ)や仲間と共に、カレン族に医療品を届けようとしていた。
タイからミャンマーへの陸路には、地雷が埋まっていて危険だという情報を得た彼らは、ランボーにボートでの道案内を依頼する。
一度は断ったランボーだが、サラの輝く瞳に宿る一点の曇りもない希望が、ランボーの心を動かした。彼はサラの中に、戦うことで誰かを救えると信じていた頃の自分を見出したのだ。
川を上る一行に、ミャンマーの海賊が襲いかかる。執拗にサラの引き渡しを要求する海賊たちを瞬時に撃ち殺すランボー。殺らなければ殺られる──
この地の常識に従ったランボーに、非難の視線を向ける支援団のメンバーたち。サラだけは、目的地に届けてくれたランボーに「幸運を」とクロスのペンダントを手渡した──。
その男と共に戦うのは、金で雇われた5人の傭兵たち――
数日後、支援団がミャンマー軍に拉致されたらしいとの報せが届く。ランボーは、救出のために雇われた5人の傭兵を同じ場所に送り届けるよう依頼される。
出発前夜、ランボーはある決意を秘めて、鉄片に火を入れ、黙々とナイフをつくりあげるのだった。
傭兵部隊の男たちは、個性も経歴も目的も見事なまでにバラバラだった。リーダー的存在のルイス(グレアム・マクタビッシュ)は、金のためだけに戦う現実主義者。
SAS(イギリス陸軍特殊部隊)出身の一流の兵士だが、キレたら止まらないと恐れられる荒々しい性格。ボートの上では得体の知れない案内役のランボーを何かと挑発する。
ルイスとは対照的に、くつろいで楽しげに歌を口ずさむリース(ジェイク・ラ・ボッツ)は、数多くの戦場を体験し、今では何も感じない戦闘マシーン。
彼の歌をうるさがる元韓国軍兵士は、いかなる時も冷静な仕事人、エン・ジョー(ティム・カン)だ。
口の悪いディアス(レイ・ガイエゴス)は、国を守るという理想から湾岸戦争に参加して失望、それでも家族を養うためには唯一の特技である戦闘を続けている。
只一人だけ、捕われた支援団を称える男がいた。いまだに、人命を助けるために戦うという理想を追い求め続ける狙撃兵、スクールボーイ(マシュー・マースデン)だ。
ミャンマーに着いたとき、引き続き同行しようとするランボーをルイスが制止する。ランボーは眉一つ動かさず、彼らを離れ別の道を行くのだった。
その男を待つのは、世界で最も残忍な軍隊、そして最後の戦場――
反政府軍の青年の案内で、村に到着した傭兵たちは、我が目を疑う。そこには悲惨な戦場など見飽きたはずの彼らでさえ、目を覆うような虐殺の跡が残されていた。
折りしもそこへミャンマー軍が村人を連れて戻ってくる。身を潜める5人の前で、さらに無残な光景が展開される。村人に地雷を沈めた水田を走らせ、誰が生き残るか賭けるのだ。
敵が10数キロ離れた村に100人以上いると聞いた傭兵たちの頭には、目の前の殺戮ゲームをやり過ごし、撤退することしか頭になかった。
その時、どこからか飛んできた矢が、ミャンマー軍の兵士の頭を貫く。と、次々と射抜かれる兵士たち。
たった一人で彼らを片付けたのは他でもない、20年ぶりに怒りを取り戻した“案内”係のランボーだった。ものの数秒で圧倒的戦闘力を見せつけたランボーに驚愕する傭兵たち。
そして、彼は撤退を主張するルイスに矢を向けて言い放つ。「ムダに生きるか、何かのために死ぬか、お前が決めろ!」それはランボーの、昨日までの自分自身に向けた叱責でもあった。
行く手に待つのは、“世界で最も残忍”と恐れられる、ミャンマーのエリート殺戮軍。
果たして彼らは支援者を、そして虐殺に苦しむカレン族を救うことができるのか?5人の男たちを従えて、今、ランボーの最後の戦いが始まる──!


原題はシンプルに"RUMBO"。
シリーズ第4作目。
といっても主人公が同じというだけであって、話に関連性はないので、前作が20年前だからといって内容を忘れていたり(私です)、未見であろうと、関係なく楽しめます。

思えば1作目は、「地中海殺人事件」と同時上映だったような…。
あの時代は、同時上映があたりまでした。
しかも、何の関連性もない映画が…。
なぜか観る人の好みなんて度外視の、まさにジャンルの混沌でしたね。

しかし、相変わらずのストーリーの骨太さです。
シンプルで非情にわかり易いです。
戦争の無意味さ、残酷さがストレートに伝わってきます。
巧妙に仕組まれたストーリーもいいけれど、本来映画とはこうあるべきなのかもしれませんね。
映像の残酷さが取り上げられているようですが、オブラートにくるんでいては伝わらないこともあるとは思います。
戦争は、殺し合いは、悲惨なことなのです。

本作は、ミャンマーの実情をかなりリアルに再現しているそうです。
私がニュースで見かけるミャンマーは、スーチーさんのことくらい…。
ニュースだけではわからない実情を知ることができる点でも、この映画の存在価値は高いのではないでしょうか。

なお、本作をもってランボーシリーズは終わりだと思っていましたが、どうやら5作目を製作中なのだそうです。
スタローン、頑張れ!

内容★★★★★







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2009/09/21 (Mon) 00:22

2006

シェリル・フーヴァー(トニ・コレット)は、ニューメキシコのアルバカーキに住む主婦。二人の子供に手を焼く毎日を過ごしていた。その兄であるフランク(スティーヴ・カレル)は「自称」アメリカで1番のプルースト学者であり、ゲイだった。彼は教え子の恋人にフられて自殺未遂を起こしたのだがなんとか助かり、しばらく妹シェリルの家で過ごすことになる。シェリルの夫リチャード(グレッグ・キニア)は常に勝ち組になることを意識し、子供たちにもそう教え込む超堅物男。常に携帯電話を片手に持ち、仕事の話と、妻との喧嘩が絶えない。長男ドウェーン(ポール・ダノ)は空軍のテストパイロットになることを夢見る15歳の童貞少年。ニーチェに影響され、夢を叶えるまでは「沈黙の誓い」のため全く口をきかない。リチャードの口汚い父親であるエドウィン(アラン・アーキン)はヘロイン中毒者で、つい最近老人ホームを追い出されたばかり。そして孫娘オリーヴ(アビゲイル・ブレスリン)とともにダンスの猛特訓を続ける毎日。 ある日、オリーヴはカリフォルニアのレドンドビーチで行われる「リトル・ミス・サンシャイン」のコンテストの出場資格を得たことを知る。嫌がるドウェーンとフランクを巻き込み、一家はボロボロの黄色いマイクロバス(フォルクスワーゲン・タイプ2)に乗って800マイル(1,287km)の旅に出る。


バラバラだった家族が、あることをきっかけにひとつにまとまっていく物語です。
そしてその終わりは、完全なハッピーエンドとは言い難いかもしれません。
だけど、それでいいのかもしれません。
何もかもうまくゆくことなんて、そうそうあるはずはないのだから…。
そして彼らは、それでも、かけがえのにものを手に入れたのだから、この先も支え合い、なんとかやっていくのだと思います。
じわじわっとくる、感動の物語。
本当の幸せというものを教えてもらった気がします。

この映画に出てくるバスは、家族の象徴のように見えました。
みんなで力を合わせないと動かない…。

内容★★★★





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