2010/02/25 (Thu) 10:35
2005
監督:ダンカン・タッカー
出演者:フェリシティ・ハフマン、ケヴィン・ゼガーズ、フィオヌラ・フラナガン、エリザベス・ペーニャ
原題:Transamerica
上映時間:103分
製作国:アメリカ
トランスセクシャルのブリーは、男性としての身体を完全に捨てる手術を目前に控えている。そんなある日、ブリーは驚くような電話を受ける。ブリーがかつて、男性として一度だけ関係した女性との間に、息子がいたのだ。窃盗の罪で拘置所に入っていた息子トビーを保釈するため、ブリーは手術費用を切り崩してニューヨークへ向かう。ブリーは、自分の正体を明かさないまま、トビーを継父の暮らすケンタッキーへ送り届けようとするのだが…。
男性としての自分に違和感を抱き、肉体的にも完全に女性となる決意をした主人公・ブリー。本当の父親の姿を知らないまま、ドラッグや売春に手を染める息子のトビー。出会うはずのなかった2人が、ふとしたことからアメリカ大陸横断の旅に出る。お互いに、痛みの多い人生を歩んできた2人が、この特別な旅を通じて変わっていく様子を、ユーモラスに、そして少し切なく描いていく。
最初のうちはかなりひいてましたが、観ているうちに知らぬ間にぐいぐい惹きつけられている自分がいました。
本当にいい映画でした。
ブリーがだんだん魅力的に見えてくるのです。
何ていうんだろう、見た目じゃない、本当の人の本質の大切さを教えられたような気がします。
カーボーイとの交流、トビーの告白、ラストシーンなんか、とても心に残っています。
終わり方もいい感じです。この後を想像するだけで楽しくなってしまう、とても爽やかな気持ちで観終えることができました。
後から知ったのですが、この主演のフェリシティ・ハフマンさん。
女性だったってことも驚きでしたが、「幸せのルールはママが教えてくれた」の人だったんですね。
まるで別人。すごい演技力です。
内容★★★★★
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