光文社文庫プレミアム
2011年7月
轢き逃げは、じつは惨殺事件だった。被害者は森元隆一。事情聴取を始めた刑事は、森元の妻・法子に不審を持つ。夫を轢いた人物はどうなったのか、一度もきこうとしないのだ。隆一には八千万円の生命保険がかけられていた。しかし、受取人の法子には完璧なアリバイが…。刑事の財布、探偵の財布、死者の財布―。“十の財布”が語る事件の裏に、やがて底知れぬ悪意の影が。
登場人物たちのそれぞれの財布が語り、事件が明らかになっていくという面白いつくりでした。
私立探偵が結構雰囲気があって好みでした。
人の本性を見抜く力って本当に大事だと思う。
内容
★★★★[0回]
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