2010/09/08 (Wed) 09:15
徳間文庫
2009年3月
京都。修学旅行でグループ行動をしている七名の東京の中学三年生。
知恩院に向かうバスで、その中の一人の女性徒、小野田冬葉が失踪し、消息を絶った――。
二十年後。35歳となり、それぞれの毎日を懸命に生きるグループのメンバーに、
過去の亡霊が甦る。
「おひさしぶりです。わたしを憶えていますか?」
突然、送られてきた冬葉からのメール。
運命に導かれて再会した同級生たち。そして彼らに次々と降りかかる不可解な事件。
冬葉は生きているのか? 彼女の送るメッセージの意味とは‥‥?
渾身のサスペンス・ミステリー!
登場人物が多すぎず少なすぎずで、なかなか読みやすかったです。
様々な人々の人生がしっかり描かれていて、推理小説というよりもヒューマンドラマの色が濃く感じました。
ユーミンの「カンナ8号線」は懐かしかったな。松任谷由実、久しぶりに聴きたくなっちゃいました。
美人についての左右対称説は、百田尚樹さんの「モンスター」とは異なるようなので、読み比べるのもいいかもしれません。
勿論、謎は謎として興味をそそるので、下巻も楽しみです。
内容★★★★
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