2011/02/21 (Mon) 11:21
KKベストセラーズ
2010年11月
かわいい服を買ったとき、一番に見せたい人は誰ですか----。
所帯じみた彼と停滞ぎみなネイリスト、長い不倫に悩む美容マニア、年下男子に恋する文系女子、披露宴スピーチを頼まれた元カノ、オンリーワンに憧れる平凡なモテ系女、そして、彼女らに寄り添うひとりの女性店員。 ある春の日、路地裏の小さなセレクトショップに足を運んだ女性たちが、運命の一着と出会い勇気をもらう。
ファッションビル「ルミネ」のポスターから生まれた、今の自分が好きになる5つの物語。
おしゃれなだけの小説かな、なんて思っていたのですが、女性を見つめる視線は優しく繊細で感情移入しやすかったです。
こんな素敵な店員さんのいるセレクトショップがあるなら、私も勇気づけられそうです。
すべて希望がありそうな結末になっているのも、爽やかな読後感でいい感じでした。
人と違うのが「個性」ではなく、自分らしいのが「個性」なんだ。という言葉が一番頭に残っています。
内容★★★★
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