忍者ブログ
アメコミで英語、と映画と小説と漫画など
読んだアメコミ、映画、漫画、小説などの記録。 画像をクリックすると、若干大きいサイズで見られます。 ★★★★★……震えます。生きてて良かったと思います。 ★★★★……唸ります。気分が高揚します。 ★★★……うんうん。読んで損はないかと。 ★★……時間を損したかなと悲しくなるかも。 ★……怒りがこみ上げてくるかも?
Admin / Write
2024/04/29 (Mon) 17:04
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2010/10/27 (Wed) 09:33

ポプラ社
2010年3月

ウサギの人形ピョンちゃんのために作った「引き出しの中の家」に、
やってきたのは、小さな小さなお客さまだった…!!

「ふさわしい大きさのものを仕立てれば、きっとやってくる」
『花明かり覚え書』より

コルク栓の椅子、石けん入れでつくった猫足のバスタブ、マッチ箱をかさねて布を貼ったひきだし……
七重がつくった、引き出しの中の小さな家に、ある日とても小さな女の子、独楽子が現れます。
独楽子は、昔から花のそばにいて、花を美しく咲かせると言われている「花明かり」にちがいない、と思う七重。
彼らのためにあるような「盆栽」の唐楓の林で、二人は念願の紅葉狩りを楽しみます。
「きっと、お花見もしようね」と約束をしますが、その約束ははたされないまま離れ離れに……。
やがて時が経ち、七重のいた家に、今度は現代の少女、薫がやってきます。
薫はこの家で何を見つけるのか。
花明かりは再び現れるのか…?

小さな小さな人たちと、時代を隔てた二人の女の子たちのあたたかな交流を描いた、朽木祥、渾身の感動長編物語。





レゴ、シルバニア、リカちゃん、プラモデル…。
人はどうして、ミニチュアで再現することに惹かれるのでしょう。
その答えがここにあるわけではありませんが、この本は読んでいて温かい気持ちにさせてくれる、善意に溢れた本です。
不器用な薫と小さな桜子が、一生懸命クッキーを作っている様子が、身体の大きさの違いを乗り越えた一体感があって、とても印象的でした。
これを読めば、純粋な心が取り戻せる?

子供用に、語句の注釈がところどころ載っているのですが、その解説が子供に理解できるレベルかどうか、ちょっと疑問。
また、その解説が章ごとにまとめられているのも使いづらいと思いました。
細かいことですが、その点の配慮は欲しかったです。

内容★★★★


拍手[0回]

PR
Comment
Name
Title
Mail
URL
Comment
Pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
  HOME   2830  2829  2828  2827  2826  2825  2824  2823  2822  2821  2820 
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
カテゴリー
フリーエリア
にほんブログ村 英語ブログ 洋書・映画の英語へ blogram投票ボタン ↑ランキングに参加していますので、いずれかクリックしていただけると励みになります。 しかっちさんの読書メーター
ブログ内検索
プロフィール
HN:
しかっち
性別:
非公開
バーコード
カウンター
最新コメント
最新TB
忍者ブログ [PR]