2010/11/20 (Sat) 13:40
角川書店
2010年9月
旧大蔵省高官が二人、相次いで殺害された。政治テロか、それとも―。被害者の共通項として七年前の「明和銀行事件」が浮かび上がり、その事件で殉職した松浦刑事の息子・亮右の名前が捜査線上に挙がった。松浦の盟友で警察学校教官の赤松警部補は、亮右を緊急避難させるべく伊豆の別荘に呼び寄せる。だが…。公安部と刑事部の暗闘。与野党伯仲で二分される警察官僚。『刑事たちの夏』で警察小説ブームに火を付けた著者が満を持して放つ至高の警察小説。
10年以上前の作品『刑事たちの夏』の続編だそうです。そうならそうと何処かに書いといてよ。
って、前作の説明は本文中に書かれているので、さほど支障があるわけではないですけど。
でもその内容読む限り、前作の方が緊迫感があって断然面白そうです。
だって今作は、まずタイトル負けで、聖戦というわりにはみんなあまり活躍しないというか、出番は少なめ。
私には、犯人が自爆しているようにしか見えなかったのですが…。
捻りもスリルもなく、淡々と進んで行く感じで、最後もあっさりめ。
次回作の序章なのかな?
内容★★★
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