2010/06/16 (Wed) 21:03
講談社 ミステリーランド
2006年5月
少年リンツの住む国で富豪の家から金貨や宝石が盗まれる事件が多発。現場に残されているカードに書かれていた【GODIVA】の文字は泥棒の名前として国民に定着した。その怪盗ゴディバに挑戦する探偵ロイズは子どもたちのヒーローだ。ある日リンツは、父の形見の聖書の中から古びた手書きの地図を見つける。その後、新聞記者見習いマルコリーニから、「【GODIVA】カードの裏には風車小屋の絵がえがかれている。」という極秘情報を教えてもらったリンツは、自分が持っている地図が怪盗ゴディバ事件の鍵をにぎるものだと確信する。地図の裏にも風車小屋が描かれていたのだ。リンツは「怪盗の情報に懸賞金!」を出すという探偵ロイズに知らせるべく手紙を出したが……。
このミステリーがすごい!2007年度第5位
凝った外観とトリムされた角に雰囲気のあるイラスト。
小学校の頃に読んだ雰囲気そのままの懐かしいようなストーリーがいい感じです。
ただ平仮名が多く、ちょっと読みにくかったです。仕方ないのですが。
推理としてはまあ、ありきたりですが、これは雰囲気を楽しむ本でしょう。
でも、ラストのほうの種明かしの細かい点では、なるほどと思うものがあったのも事実です。
読書嫌いな子供が、こういう本をきっかけに本を好きになってくれるといいなぁなんて思いました。
人物のイラストは怖すぎるので、できればないほうがよかったです。イメージも崩れるし…。
内容★★★★
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