2009/07/13 (Mon) 13:38
DC Comics
December 1988
DC Comics
1988
DC Comics
1988
DC Comics
January 1989
第2部: THIS VICIOUS CABARET
イヴィーは"V"に強く惹かれる一方で、彼の破壊的な手段などに疑念を抱くようになっていた。そしてある日、彼女は突然「シャドウ・ギャラリー」の外に連れ出され、"V"に見捨てられてしまう。
その後、"V"は政府の放送センターに侵入する。彼はイギリス国民に向かって放送を行い、政府に束縛されず自らの意思で生きるように訴えかけるのだった。放送室を警察に囲まれながらも彼は脱出に成功し、フィンチは彼の調査から外される結果となる。
数ヶ月後。イヴィーはゴードンという男性と出会い、共に暮らしていた。そしてゴードンと足を運んだナイトクラブで、彼女はローズという女性を知る。秘密警察のトップだったローズの夫は、サリッジの家で"V"に殺されたのだ。彼の死後ローズは生活苦から、クラブのダンサーとして暮らすことになり、政府に対して強い怒りを感じるようになっていた。またローズの夫の後任となったクリーディは闇社会にも支配力を持つ人物で、"V"の起こす争乱を利用してクーデーターを起こし、自らが政府のリーダーになろうと画策していた。
トラブルに巻き込まれ、クリーディの部下によって殺害されるゴードン。イヴィーは銃をとって復讐を遂げようとするものの、その前に警察に捕まってしまう。彼女は独房に入れられ、頭を丸刈りにされて厳しい拷問を受けるが、独房に隠されていた手記によって勇気づけられる。手記はヴァレリーという名の女優によるもので、彼女は同性愛者だったために同じ独房に入れられ、処刑されたのだった。イヴィーは処刑されたくなければ政府に協力するように告げられるが、彼女はこれを拒否する。その瞬間、彼女は自分が解放されたことに気づく。実は拷問は"V"の手によるもので、自分が受けたものと同じような経験を彼女にさせることで、イヴィーの精神を鍛え上げようとしたのだった。またヴァレリーが実在の人物で、強制収容所で彼の隣の独房に監禁されていた女性であり、イヴィーが読んだ手記も本物であることを"V"は告げる。彼の仕打ちに最初は怒りを感じていたイヴィーも、自分の精神が社会の束縛から自由になったことを感じとり、やがて"V"に感謝するのだった。
ここも映画との大きな相違はないように思えます。
特に感銘を受けたのは、放送センターでのVの演説。
どんな政府であれ、選んだのはあなたたちだと。
確かにその通りですね。
政治に無関心なのも、選んだ人たちに文句を言う資格がないばかりか、やはり責任があるのだと私は思います。
だって、社会には政治は機能上必要なわけだし、生きている以上社会とは関わりがあるわけで…。
私は知らない、では通りませんよね。
今の日本はどうでしょうか?
確かに"V"の世界ほど荒廃しているわけではないですけれど…。
民主党が自民党に支持率で逆転したっていわれてますが、それは民主党に対する純粋な支持なのでしょうか?
それとも、自民党が駄目だからっていうだけのネガティヴな発想からなのでしょうか?
内容★★★★
難易度★★★
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