2009/09/02 (Wed) 09:30
2008
「命が惜しければ、五日以内に幻の殺し屋“デラ富樫”を見つけて来い!」
街を牛耳るボス・天塩(西田敏行)の愛人・マリ(深津絵里)に手を出してしまった手下の備後(妻夫木聡)。命の代償に伝説の殺し屋“デラ富樫”を連れて来ると誓うが、期日が迫ってもデラは見つからない。窮地に陥った備後が取った苦肉の策は、無名の俳優村田大樹(佐藤浩市)を雇って、殺し屋に仕立てあげることだった。
まるで映画のセットのような不思議な港町、守加護(すかご)で、すべてを映画の撮影だと信じ、伝説の殺し屋を演じ続ける村田。その俳優を本物の殺し屋だと勘違いし、雇ってしまう天塩。そして、自分の命を賭けて、2人の男をだまし通そうとする備後。果たして、<彼ら>と<彼らに巻き込まれていく人々>の運命は一体どうなるのか!?
邦画というかドラマにもあまり詳しくない私でも観たことある人たちがたくさんチョイ役で出演しています。
とにかく笑えました。
「アマルフィ」を見て間がないからかもしれませんが、佐藤浩市さんのその役のギャップがひどく可笑しかったです。
コミカルな役ですが、哀愁さえ漂っているのはさすがですね。
細かい点でも気が利いているし、何も考えず笑いたいときには特におススメです。
街並みがすべてセットというのも驚きでした。
内容★★★★



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2009/09/01 (Tue) 20:09
Marvel Comics
May 2002
Marvel Comics
May 2002
Nightcrawler, Rogue, Kitty, Spykeも加わり、賑やかになってきたX-Men。だが彼らにはそれぞれの悩みがあり、迷い戸惑いながら生きている日々が続いている…。
#4ではもういきなり4人が加わっていて、Scottには年長者の自覚がでてきて、初々しさはなくなっています。
それでもやはり学生は学生で、StormとWolverineが指導している姿を見るとなにか変な感じです。
Kart(Nightcrawler)も言っていたように、何故JeanとRogueだけコードネームがないのでしょうか?
Spykeは、この"Evolution"オリジナルのキャラクターで、Stormの甥なのだそうです。
#4はKartのお話で、彼はその人と違う姿にコンプレックスを持っているのと、母のMystiqueがまったく関心を持ってくれていないことで悩んでいます。
#5はRogueの話で、人と触れ合うことのできない自分に孤立感を感じているところをMystiqueに付込まれ、Brotherhoodに引き込まれそうになります。
ちなみにBrotherhoodのメンバーは、Mystique, Avalanche, Quicksilver, Blob, Toad。
Blobは映画「ウルヴァリン」にも出てましたね。
もともとX-Menシリーズ自体人間関係に重きを置いているように感じていましたが、この"Evolution"シリーズはそれが顕著で、キャラの悩みや迷い、思いやりなどをうまく表現できていると思います。
#4も#5もラストでホロリとくる上手い構成で、私はかなり気に入っています。
なんでこれが打ち切りなのか、解せません。勿体無い…。
内容★★★★
難易度★★
#01-04
2009/09/01 (Tue) 18:33
Marvel Comics
February 2002
Marvel Comics
March 2002
Marvel Comics
April 2002
Professor Xは、Stormが天候を操り人助けをしているのを見かけ、彼女にX-Menに参加するよう説得する。そして、TVでWolverineが見世物になっているのを見て、彼も仲間に入れようと二人でカナダへと向かうのだった…。
アニメ"X-MEN: EVOLUTION"のコミック化。
意図的にアニメとは違うストーリーにしているそうです。
だから、共通しているのはキャラデザインと設定ということになりますか。
全9話。打ち切りだそうです。
#1でStormとWolverine、#2でCyclops、#3でJeanという順でメンバーになってゆきます。
全般的にみんな、オリジナルのコミックに比べ若いです。
Scott(Cyclops)とJeanが高校生で、StormとWolverineがちょっとそれより年上といったところでしょうか。
Scottが今のオリジナルの苦悩する難しい人とはまったく違い、明るい青年というのが印象的でした。
#3では高校生活も描かれ、同じ高校の生徒としてToadも登場します。
こうやっておなじみのキャラクターの変わったシチュエーションを見るのも悪くないですね。
内容★★★
難易度★★
#01-04
2009/09/01 (Tue) 15:43
Marvel Comics
August 2002
Marvel Comics
September 2002
Marvel Comics
October 2002
Marvel Comics
November 2002
不審なにおいを嗅ぎつけ、屋上に顔を出したことから、一人の女性を助けることになったVictor Creed(Sabretooth)。その女性に襲い掛かっていたのは生ける死人たちだった。何故彼らに狙われるのか、彼女には心当たりがないのだった…。
全4話。
もうすぐ公開の映画「ウルヴァリン」でも重要な役割を演じているSabretoothが主役の物語。
他のミュータントは一切登場しません。
サブタイトルの"Mary Shelley"は、フランケンシュタインの作者。
そのタイトル通り、敵は改造人間ということになります。
役的には、Wolverineがいつもやっている役をそのままやっているだけにも感じました。
Wolverineとは違う残忍さが前面に出ないと、彼らしくない気がします。
ちなみにこの作品によると、Sabretoothは「モンティ・パイソン」ガ好きで、「ブラット・ピット」が嫌いなようです。
内容★★★
難易度★★
*現在この本は入手しにくいようです。
2009/09/01 (Tue) 11:05
講談社文庫
2000年5月
すべてのミステリの総決算……。究極の連続不可能犯罪を企む天才犯罪者が、陸の孤島で「幻影城殺人事件」を演出する。 作家・江戸川乱歩と同じ本名を持つ富豪が、生涯を賭して築いた幻影城。美しい湖の小島に浮かぶ紅の城は、様々な趣向が凝らされた「異形の館」である。推理作家たちが秘境を訪れる。――老いた探偵が惨劇に引き寄せられた時、舞台は整い、物語が始まる。作家の1人が執筆する推理小説が、現実世界を侵蝕し、虚構が世界を包む。虚無の深淵に在る闇の水脈(みお)から惨劇が生じ、空前の事件が幕を上げる。装飾的な不可能犯罪が繰り返される。屍は日を追うごとに増えていく。推理小説のありとあらゆる構成要素をすべて制覇すべく犯行を続ける「犯人」――その正体は、限られた「登場人物」の中の1人!事件を支配する犯人の武器は、その天才と「言」の魔力。ひたすら「言」が「迷」い続ける「謎」の山に挑むのは、言と謎を極めた推理作家の集団、百戦錬磨の警察精鋭捜査陣、犯罪捜査のプロフェッショナルたるJDC(日本探偵倶楽部)の名探偵チーム……そして「読者」――「君」自身。神出鬼没、史上最凶の天才「真犯人」、その名は「芸術家」!物語の覇者たる「神」は誰か?「真犯人」の究極の正体は!?旧き約(ちぎり)に操られた世紀末の探偵神話を語る「僕」とは!?JDCの切り札・九十九十九(つくもじゅうく)が、決して解けない世界の秘密――「神の理」――を悟る時、匣の中の物語は幻魔作用(ドグラ・マグラ)を失い、世界は暗黒の死の館から、めくるめく虚無の彼方へと飛翔する。時の輪が完成する最後の一行。終焉を迎えた世界に「読者」=「君」は何を読む?
「ジョーカー」下巻。
しばらく時間が取れなかったため、3か月以上かかってしまいました。
う~ん、これは読者を選ぶんではないでしょうか?
すっきり、はっきりした結末を求めるならば、読むべきではないのかもしれません。
言いたいことは少しだけ分かるような気がしないでもないですが、私には納得がいっていないのも事実です。
既存の推理小説の形を想定して読むと、裏切られた気分になるかもしれません。
それとも、単に私のレベルが低いだけかもしれませんが。
ただ、「コズミック」の下巻にまだ続いているようなので、そちらで納得させてもらえるかもと、ささやかな期待を捨てきれずにいます。
言葉遊びが多すぎなのも私には性に合わないようです。
すごいと思う前に、ここまでやるの?という意識が働いてしまいます。
構えて読むほうではないので、読み返したり、数えたりするのもなんだかわずらわしく思えてきて…。
リアル感も損なわれてしまうような気もします。
ただ、キャラ設定は大好きです。
覚え易い名前と特徴ある必殺技。
このキャラたちが活躍する普通の小説が読みたいです。
内容★★