2011/08/22 (Mon) 11:16
2011/08/20 (Sat) 19:05
光文社
2011年6月
田宮里江子は、職場近くのクリニックで長谷川岳志と再会した。医師である岳志は里江子の親友・聖子の夫で、夫婦には二人の子どもがいる。里江子は学生時代、聖子から恋人として五つ年上の岳志を紹介されたことがあった。その初対面の翌日、里江子は岳志から呼び出される。あまりにも唐突な話であった。「きみと僕とだったら別れる別れないの喧嘩には絶対にならない。一目見た瞬間にそう感じたんだ」と言われた。そして、結婚してほしい、聖子とは別れると。話しているうちに、悪ふざけでもなく至って真面目なことは分かったが、もちろん里江子は何ら応えることはできない。そのことは、聖子には黙っていた。結婚した二人の渡米、就職後の里江子の転勤などもあり、里江子と聖子は疎遠になっていた。十年ぶりにあった岳志の気持ちは、まったく変わっていなかった。それどころか、確信を深めたと言う。その後里江子は、岳志のアメリカでの現地女性とのこと、そして学生時代に起こした心中事件の一部始終を知ることになる。自分の直観を信じて生きたいと願う男。何に囚われているのか正直になれない女。二人の行く末は……。 常識と道徳の枠外にあるものが胸に迫り、深い考察を促す新たな代表作の誕生。
テーマ競作小説「死様」の1冊(ラスト)。
様々な考え方の登場人物が出てきて、死生観とか愛についていろいろ考えさせられました。
記憶=生。
だから人は、様々な形で何かを残したがるのかと、納得でした。
他にもいろいろなテーマが詰め込まれていて、勉強になりました。
内容★★★★
2011/08/20 (Sat) 14:52
Marvel Comics
August 2011
Marvel Comics
August 2011
遭難中のロシアのスペースシャトルの救助に向かうRed Hulk。だが彼が辿り着いた途端、スペースシャトルは猛スピードで動き出し、Red Hulkは別の惑星へと連れて行かれてしまう。そこは2つの惑星が隣接していて、お互いに争っていた…。
Bruce Banner HULKをなぞるかのような展開。
独裁国家を圧倒的力でねじ伏せ、王となり争いを終わらせます。
これを仕組んだのは実はWatcher。
Omegexは一度接触したことのあるRed Hulkをターゲットに地球にやってきたのですが、その頃Red Hulkは別世界にいたため、諦めて帰還。
地球は無事なのでした。
肉弾戦の戦闘シーンがすごい迫力です。
緑より赤の方が映えるかな。
内容★★★
難易度★★★
#30.1 + 31-36
2011/08/19 (Fri) 21:32
Marvel Comics
May 2011
Marvel Comics
June 2011
Marvel Comics
July 2011
Rossの姿に戻ると頭の地雷が作動するため、眠ることも出来ないでいるRed Hulkに、General Forteanは次々と攻撃を仕掛ける。そして、半機械半人間のZero/OneもRed Hulkを狙っていた…。
頭の中にある発信機のため、Gamma Baseにも帰ることができなくなったRed Hulkですが、Life Model DacoyのAnnieが来て連絡係となってくれます。
地雷の除去は無理なものの、眠ってもRossには戻らないようにする薬は開発してもらいました。
事故でM.O.D.O.K.の創ったウイルスを浴び、その治療中、Red Hulkのせいで半機械半人間になってしまったZero/One。
彼女は身体を好きなように変化させることも出来るようです。
同じ事故で全身に大火傷を負ったJacobを部下にひきつれています。
Jacobには何の能力もなく、その真意は不明です。
Zero/Oneは、囚われの身になっていたBlack Fogを復活させ、Red Hulkに仕向けます。
苦戦するも、何とかBlack Fogを退けたRed Hulkでしたが、休む間もなくSteve Rogersから連絡が。
直ちに宇宙に飛んでほしいとのことでした。
そして、復活したOmegexも地球に向かいつつありました…。
内容★★★★
難易度★★★
#30.1 + 31-36
2011/08/19 (Fri) 10:26
光文社
2011年6月
四年前、小説家である「私」の身に災難がふりかかる。医者を含めたまわりの人間は、気の病というが、本人には災難としか言いようがなかった。ある日、原稿に向かっていると、不規則な動悸を感じる。ほどなく呼吸が苦しくなり、息を吐くことも吸うことも自由にならない恐怖を覚えた。脂汗をかきながら、床にじっと横たわっているうちに症状はいくぶん抜けていったが、このときから小説書きの仕事が困難になる。十年前に結婚していた。その十年間で付き合う人種は以前と変わってしまっていたが、とくに用のある人間はいない。その交際をすべて絶つ。妻とも離婚。取り壊しの決まっている単身者向けマンションに入居。皮肉にも収入のあてのない独り住まいを始めたあたりから、症状はめったに出なくなっていく。 馴染みのバーで、東京から来たという男と居合わせる。ダンスホールで働いている女を探しているのだと、店主に語った。「私」は、心配してくれている昔の知り合いからある物を受け取るように言われ、その受け渡しの連絡を待っていた。ところが、すぐ近くで発砲事件があり、それが叶わなくなった。 違法な物を巡る「私」の物語と、「私」の想像が膨らんでいく東京から来た男の物語とが巧みに織りなされていく。──誰にも書けなかった、ストーリーテリングな私小説。
テーマ競作小説「死様」の1冊なのですが…。
???読み終わってもテーマが見えてきませんでした。
「一期一会で結ばる、奇妙な縁の物語です。」と作者は言っていますが…。
文章はほのかにハードボイルドの香りがして好きなのですが、ストーリー的にはどうも…。
タイトルにも深い意味があるのかな?
私が深読みできないだけかもしれませんね。
内容★★★