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アメコミで英語、と映画と小説と漫画など
読んだアメコミ、映画、漫画、小説などの記録。 画像をクリックすると、若干大きいサイズで見られます。 ★★★★★……震えます。生きてて良かったと思います。 ★★★★……唸ります。気分が高揚します。 ★★★……うんうん。読んで損はないかと。 ★★……時間を損したかなと悲しくなるかも。 ★……怒りがこみ上げてくるかも?
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2025/01/22 (Wed) 10:12
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2010/12/09 (Thu) 21:19

早川書房
2010年9月

奇妙に傾く狂気の城、奇傾城――血と内臓と腐肉が主題の絵画が集う一室に幽霊が出没する噂がたち、「探偵」亜久は心霊特番に協力して城を訪れる。遅れて「霊能リポーター」役の女子高生、全身黒服の少女・黒が現れ、亜久にそっと囁いた。「あなたは、鋏が好きですか」……やがて密室状況で、黒と親しい男がくだんの部屋で首を切断された。これは幽霊の凶行か? 呪わしく美しい純愛(変愛)本格ミステリ。






表紙のイメージと序盤の様子から、ホラー小説なんだと思っていましたが、推理小説でもあったんですね。
トリックは…う~ん、どれもあんまり納得できないですね。一つはかなりインチキっぽいし。
黒は途中までは謎めいていて、とても魅力的なキャラだと思ったのに、後半ちょっと肩すかし喰らったかな。
戦闘シーンはスピード感があってよかったと思います。で、結局あの人誰?

内容★★★


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2010/12/09 (Thu) 09:49

講談社
2010年9月

大学生の広太は小さな悪意から親友を死なせてしまう。平凡な大学生活から一転、極寒の北京で日本人留学生の鵜野と出会い、広大な中国西部を旅することに…。終着地のウイグル自治区で、広太は生きる意味を見いだせるのか。




序盤、重松清さんの「十字架」テイストを感じていた私は、思わぬ展開に唖然としました。
北京、ウイグル自治区と、運命に翻弄される主人公。
広大な大陸の描写と比べ、人間ってなんて小さな存在なのか。
そして、そんな小さな存在である人間の悩みなんて…。
そんなことを感じながら読んでいました。
普段、どうしても自分の周辺だけで物事を判断しがちですが、やはり世界は広く、自分の基準・常識なんて通用しないことは多々あると思います。
世界を、また日本をもっと知るためには、日本から出ないと駄目なんだなと思いました。今頃その重要性に気づいた私は、かなり後悔しています。
中国の内情の一部を知るという意味でも勉強になりました。中国の民族間の問題はもっと勉強したいと思いました。
タイトルの意味は終盤でわかることになります。

内容★★★★


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2010/12/08 (Wed) 18:24

東京創元社
2010年10月

アメリカはメイン州・ベックフォード、ディー・デクスター探偵社に一本の電話が入る。探偵二名をある家によこしてほしい、そこで一晩泊まってくれればいいという、簡単だが奇妙な依頼。訝しみながらもその家に向かったスタンリーとケンウッドに、家人は何も説明せず、二人は酒を飲んで寝てしまう。しかし、未明に大きな物音で目覚めた二人は、一面の血の海に切断死体が転がっているのを発見。罠なのか?急ぎディーの家に行って指示を仰ぎ、警察とともに現場に戻ると、何と血の海も死体も跡形もなく消え去っていた―。事件を追う探偵社の面々の前に、日本人探偵・被砥功児が颯爽と登場する。第二十回鮎川哲也賞受賞作。





翻訳物ほとんど読まないから、カタカナの登場人物はちょっと苦手だったりします。原書のようにアルファベット表記だとなぜかそんことないのですけれど。
それでもって、すぐにわかってしまうトリック。別に本格物に詳しくない私でも。
そうなってしまうと、登場人物に魅力があったりとかしないとなかなか読むのが辛くなってきます。
会話も何か平淡で優等生的というか、臨場感がないというか…。
説明の繰り返しもくどいし。
動機も、ここまでするかなと、ちょっと首を傾げてしまいました。
う~ん、私にはイマイチよさがわからないなぁ。

内容★★★


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2010/12/07 (Tue) 11:05

泰文堂
2009年3月

もてたい気持ちは人一倍強いが、三ケ崎中学校の男子バレーボール部は、周囲から「キモ部」と揶揄される落ちこぼれ集団。そんな彼らの前に突然「女神」が現れた。臨時採用の美人教師・寺嶋先生が男子バレー部の顧問になったのだ!「先生がおっぱいを見せてくれるなら、僕たちは優勝だって目指すのに…」と言った部員の言葉に、「やれるものならやってみろ」と思わず口走ってしまう寺嶋先生。この一言が、部員の目の色を変えた。






いいですね、これ。
始めるきっかけなんてこんなものだと思います。
きれいごと言うより、正直でいいと思います。爽快です。楽しそうです。
この年頃のときに、御託並べられたってやる気なんて起きないものです。
バカらしい動機で始めて、一生懸命やって、やがて自然と目的が変わっていく。なにか理想的じゃないですか、これって。
小説では試合部分はスパッっと省略されてますが、映画はどうなのでしょう。映画も盛り上がりそうです。DVD購入したままなぜか放置なのが悔やまれます。どこいったかな。

笑えて泣ける、素晴らしい青春小説でした。
「さよなら、アルマ」もとってもよかったし、この作家、要注目です。

内容★★★★★



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2010/12/06 (Mon) 19:58

集英社
2010年9月

定年後の夫婦の形を見つめる、異色の長編小説
大手広告代理店を定年退職、バラ色の第二の人生のはずが、威一郎を待っていたのは、家族との深い溝だった。娘は独立、妻は家を出てしまう。寄る辺なくさまよう威一郎が出会ったのは…。





う~ん。主人公に共感できないどころか、腹立たしかったですね。
読んでいてストレスが溜まってしまいます。
家庭・家族というものは、思っている以上に脆いもので、全員で支えて育んでいかなければならないものだというのが、私の考えです。
誰がどうしているから偉いとか大変とか、そういうものではなく、やれるときにやれる人がやればいいと思うのです。家族間でも思いやりは大切です。
妻に毎回水を持ってこさせるだけで、この主人公、私にはアウトでしたね。
仕事をしているときはともかく、退職してやることがないのだったら、せめて自分のことくらい自分でしろ!せめて自分の立ち位置は把握していたいものです。プライドが高いのって、傍から見るとみっともないだけですね。
そんな風になってしまった状況の責任の一端は、妻にもあるのかもしれませんが、それにしても…。
自分の両親がこんな風ではないので、あまり実感はなかったのですが、熟年離婚、こんな夫だったらさもありなんといったところです。
終わり方も納得がいきませんが(主人公にはもっとダメージを負ってもらいたかったですね)、反面教師として、ある意味参考になる本かもしれません。
でも私は、幾つになっても夫婦間の愛はあると信じたい…。

内容★★★


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