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アメコミで英語、と映画と小説と漫画など
読んだアメコミ、映画、漫画、小説などの記録。 画像をクリックすると、若干大きいサイズで見られます。 ★★★★★……震えます。生きてて良かったと思います。 ★★★★……唸ります。気分が高揚します。 ★★★……うんうん。読んで損はないかと。 ★★……時間を損したかなと悲しくなるかも。 ★……怒りがこみ上げてくるかも?
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2025/01/21 (Tue) 23:03
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2010/12/30 (Thu) 10:00

新潮社
2010年10月

かつて読んだことのない感動の形がここにある。爆笑問題・太田光、待望の処女小説!

「どこかの誰かが、この鳥を必要としている」――誰よりも小説を愛し、誰よりも小説に愛される芸人、太田光がついに作家デビュー!
 
舞台芸人の一瞬の輝きを一羽の鳥に託した表題作ほか、父との不和に悩む娘やイジメにあう男子高校生の葛藤から、人類の行く末、そして神の意志までを、持てる芸のすべてを注いで描き尽くした《希望の書》。




タイトルは「マボロシの鳥」でも、表紙のイラストは「奇跡の雪」でしたね。
内容は、意外にも(?)童話っぽいお話の多い短編集でした。
ただ童話にしては、主張が前面に出すぎかなと感じました。読者に考える幅を与えない教義書みたいな。
「マボロシの鳥」なんかは語りもそのまま太田さんって感じでしたが、しかし全体的に笑えるところはなかったです。
ストーリー的にもこれといったものはなかったし、「KAGEROU」以上「青天の霹靂」未満といったところでしょうか。

内容★★★


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2010/12/29 (Wed) 11:56

講談社
2010年10月

これから私は何を得て、何を失っていくのだろう。
「ここではないどこか」なんて、あるのかな。
「27歳」の現実(いま)と明日(これから)。

今の、27歳の自分のことも、5年後に振り返ったら、若かったと思うのだろうか。何を無理していたんだろうとか、どうして気づかなかったんだろうとか、5年後のわたしもまた、思うのだろうか。そして、そんな繰り返しがずっと続いてゆくのだろうか。――<「月曜日の朝へ」より>

彼氏ナシのOL・実里と子持ちの専業主婦・木綿子、対照的な人生を歩む同級生の一瞬のすれ違いを描く「クロスロード」併録





心理描写がとてもリアルで、まるで自分のことのように読んでいる自分がいました。
仕事、人間関係など、取り巻く環境が思うようにいかないイラつき、将来への不安、焦燥、孤独感…。
私も人に上手く取り入ったりができないので、とても気持ちが伝わってきました。
爪を噛んだり、眼を擦ったりはしてないけれど、自分で気づかないだけで、私も何か癖があるのだろうかとちょっと考えちゃいました。

内容★★★★


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2010/12/28 (Tue) 19:47

毎日新聞社
2010年9月

北海道夕張市に隣接する幌岡市。五期目の市長、大田原昭夫は、大手炭坑閉山後、リゾート開発に過剰投資し市財を悪化させたが、巧みな借入金処理で市の債務を隠し続けた。財政破綻が白日のもとにさらされ再建団体申請が決まっても、六選を目指す大田原。最年少市議、森下直樹とその仲間・恩師らは、打倒大田原を期し、智恵と情熱を結集して立ち上がった―。




物語の舞台は架空の市ですが、その市と比較する形で夕張市の破綻についてとても詳しく書かれています。
海堂尊さんの「極北クレイマー」でも医療関係を中心に言及されていたので少しは知っていましたが、こちらでは全般的に詳しく書かれているため、さらに知識を深めることが出来ました。
反面、ちょっと人物の書き込みがなおざりになっている気がしますが、敵となる市長と議員たちがあまりに卑劣で、結構燃えました。
政治の無関心は自らの首を絞めるということを改めて認識しました。
この先この市がどうなっていくのか気にはなりますが、希望の持てる終わり方だったのでよかったです。

内容★★★★


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2010/12/27 (Mon) 20:01

NHK出版
2010年10月

定年後、夫とべったりなんて冗談じゃない!?

「あなたには趣味って、ないの」。妻の一言から始まった中年夫婦の趣味探し。スポーツジムにカルチャーセンターの講座めぐり、自分にぴったりの趣味はいずこに。そんな中、ある異変が……。趣味探しを通じて、新たな生き方を見つける夫婦の姿をユーモラスかつシリアスに描く長編小説。





章ごとに妻と夫の語りが交互に入れ替わり、お互いの言い分がわかりやすく読みやすい本でした。
「人生、できてたことができなくなる日が、必ず来る。」
この言葉がずしりときました。
定年後の生きがいも問題ですが、介護のことまでも考えなければならないのですね。介護する側としてもされる側としても。
とりあえず、迷惑をなるべくかけないよう、少しの運動だけでも始めようかなという気にさせられました。(それだけでも読んだ甲斐があったかな)
フラダンス、エクササイズ、語学、パントマイム、朗読など、ちょっと予習できたのもうれしかったです。
同じテーマを扱う「孤舟」より断然面白かったです。

内容★★★★


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2010/12/27 (Mon) 11:31

マガジンハウス
2010年10月

気鋭の作家、西加奈子とせきしろのふたりが、五・七・五・七・七のリズムにのって、常識ハズレの短歌道に挑みます。雑誌「anan」で一年半続いた人気連載『短歌上等!』が待望の書籍化!  三十一文字に秘められためくるめく妄想と物語は味わい方も無限大。歌人の穂村弘氏をはじめ、サンボマスター山口隆、ミムラ、山里亮太、ともさかりえ、星野源、光浦靖子、いとうせいこう、山崎ナオコーラほか音楽界、女優界、お笑い界、文学界など各界からの個性豊かな14人のゲストたちとともに言葉遊びの世界を自由自在に大冒険! 俵万智氏も驚いた"規格外の名歌"が続出です。なんだか……短歌?




おそらく短歌の勉強にはならないでしょう。
でも笑えるし、和みます。
西加奈子さんの関西弁とせきしろさんのとぼけた感じのコンビが絶妙です。
バンド名「傷害致死」なんて、今思い出しても笑えてきます。
くだらないなぁ、でも楽しそうです。
私もこんなどうでもいいような短歌を作りあって笑い合いたいです。

内容★★★★


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