2011/01/12 (Wed) 11:11
実業之日本社文庫
2010年10月
「我々は、いつ、どこからでも爆破できる」。年の瀬のスキー場に脅迫状が届いた。警察に通報できない状況を嘲笑うかのように繰り返される、山中でのトリッキーな身代金奪取。雪上を乗っ取った犯人の動機は金目当てか、それとも復讐か。すべての鍵は、一年前に血に染まった禁断のゲレンデにあり。今、犯人との命を賭けたレースが始まる。圧倒的な疾走感で読者を翻弄する、痛快サスペンス。
スキーの好きな東野さんらしい舞台設定と、読み始めたら止まらない巧みな文章と展開、そして意外性のある犯人。
やっぱりさすがだなぁと思いました。
正義感と会社存続の危機の間で悩む様は、ちょっと考えさせられました。
最後はちょっと予定調和すぎるかな、とも思いましたが、ストレスのたまる終わり方をされても不快なだけかと思い直しました。
内容★★★★
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2011/01/11 (Tue) 16:17
Marvel Comics
August 2010
Marvel Comics
September 2010
教室でKittyを追い込んだFBI事件。その様子を撮影していたMJは、PeterとともにBugle社のBen Urichに相談をしに行く。そこでJ. Jonah Jamesonを見かけたPeterは、何故なのかスパイダーセンスを感じ、彼の後を追うが…。
"TAINTED LOVE" 中編。
J. Jonah Jamesonに化けていたのはChameleonでした。
Peterは捕まってしまい、ChameleonはPeterに成りすますことに。
訳もわからぬままPeterの自宅に行く偽PeterことChameleonですが、この家に住む複雑な人間関係が解説なしに理解できるはずもありません。
May叔母さんは、母というには歳をとりすぎているし、JonnyやBobbyは兄弟?にしてはやたら熱かったり冷たかったり。Gwenは一緒に住んでいるからには、妹か従姉妹?
で、Bagle社に一緒にいたMJを恋人と思ってしまい、Peterの恋愛関係はひっちゃかめっちゃかにされてしまいます。
そして、ついにスパイダーマンのマスクも見つかってしまい…。
と、展開がちょっと"Amazing Spider-Man"に似てる?
内容★★★
難易度★★
#07-14
2011/01/10 (Mon) 19:36
Marvel Comics
November 2010
Marvel Comics
December 2010
ナイジェリアで、新生ミュータントIDIEを保護するSTORMとHOPE。さらにマイアミにてHOPEとROGUEとIDIEでTEONを確保。一方、EMMA FROSTは、KITTYとFANTOMEXを伴い、秘密裏に匿っていたSEBASTIAN SHAWを連れ出していた…。
"The Five Light" 後半。
新しく生まれた5人のミュータントの確保も直実に進み、これで4人。
残りは東京にいる一人のみです。
このお話は"Generation Hope"と引き継がれるようです。
未だにSEBASTIAN SHAWの悪夢にうなされるEMMA。
ただでさえ、地上と仲良くなっているNAMORに不満が募っているアトランティスなのに、ここでもしSEBASTIAN SHAWが生きていることが知られたら…。
ということで、SEBASTIAN SHAWをこっそり連れ出すEMMAですが、DANGERにはすっかりばれていたようです。
KITTYとFANTOMEXを巻き込んでのこの不穏な行動、どうなることやら…。
内容★★★
難易度★★★
#526-529 + Uncanny X-Men: The Heroic Age
2011/01/10 (Mon) 11:47
幻冬舎
2010年10月
第3回パピルス新人賞大賞受賞作品!
見えない夢よりも、触れるおっぱいを、僕は信じる。
「何にでもなれるなら、何になりたい?」こう誰かに聞かれたら、何と答えるだろう。“何にもなりたくないが、何でも見てみたい”それが僕のキャッチコピーだ。
3年と3ヶ月ほど前から、まるで働くことなく、海辺の街外れにある平凡な一軒家で一人暮らしを送ってきた自称似非ニートの大山九乃(30才男・無職)。似非だったニート生活は、今やネットライフ中心の本格ニート生活に突入しようかというある嵐の夜、自分の目の前で雷に打たれた少女に遭遇!そんな馬鹿な!何てこった!決死の救出活動の甲斐あり一命を取り留めた少女・金月キアラとの運命的でぶっ飛んだ出会いは、二人が結ばれるのには充分な出会いだった。だが、キアラにはどうやら秘密があるようで……。スパイ?暗殺!?国家の陰謀!?愛と平和と理想のために、一人のニートが重い腰を上げた。予想がつかない新感覚青春冒険小説が誕生!
久々の挫折本。100ページくらいまでは読んでみたのだけれど…。
新感覚って感じはしたけれど、そのストーリー展開がなんだかチープというか…。
我慢ならないとかそんなんではないのですが、なぜ面白くもない本を読んでいるのだろうと思ってしまったわけです。
賞もとっているわけだし、私にあわなかっただけでしょうね。
2011/01/10 (Mon) 11:28
KKベストセラーズ
2010年11月
大阪地検特捜部検事による証拠改ざん事件は検察の「大罪」の氷山の一角でしかないという著者が、無実の人々を翻弄してきた検察の手口を暴いたルポルタージュ。
まずは、エースだった前田元検事が、改ざん事件を引き起こすに至った背景や、その事実を知った上層部の対応など、事件の経過を検証しながら、特捜部の構造的問題を浮き彫りにする。さらに、事件の発端となった厚生労働省元局長の村木厚子氏を陥れた郵便不正事件の背景をはじめ、高知の暴走白バイ事件や足利事件、鹿児島の志布志事件など、検察による冤罪暗黒史を振り返る。
疑われたらおしまいですね。
読んでいて恐ろしかったです。
過去のでっちあげ事件も紹介されていて、私の知らない事件もあり、その内容には愕然としました。
また、比べることではないかもしれませんが、検察の当初の目的のすり替わりみたいなものは私の中にもあって、それは例えば読書。
積読本はいつのまにやら、ゆうに100冊を超え、楽しみや勉強のためのはずが、いつしか消化することが第一になっている気がします…。
私も気をつけねば。
(緊急出版のためか、誤字がちょっと目立ったかな)
内容★★★★