2009/12/26 (Sat) 09:38
2007
監督:J.P.シェファー
出演者:ジャレッド・レト、ジュダ・フリードランダ、リンジー・ローハン
原題:Chapter 27
上映時間:85分
製作国:カナダ、アメリカ合衆国
1980年12月6日、ニューヨーク。1人のジョン・レノンファンがニューヨークの空港に降り立った。
彼の名はマーク・デイヴィッド・チャップマン。目的はただひとつ、ジョン・レノンを殺害すること。
彼は空港から、数ヶ月前にも訪れたレノンが居をかまえるダコタハウスに直行し、レノンとの接触を狙う。ダコタハウス前でただひたすら待ち続ける彼は、この場所で二人の人物と出会う、ひとりはダコタハウスでは有名なレノン・ファン、ジュード。もうひとりは、パパラッチのポール。
そして、ニューヨークへ来てから3日目の朝となった。
チャップマンは感じた。「今日が実行の日だ」。
…失敗しました。
せめて、サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」を読んでからのほうがよかったみたいですね。
「ライ麦畑でつかまえて」は全26章からなり、この映画のタイトルもそこからきているようですし、引用も多いです。
といっても、読んでも私には、このチャップマンの心理や行動は理解できない気はしますが。
また、チャップマンに共感できなくて良かった気もします。
それでも注意して観ていると、ハワイ出身といっているがハワイ訛りがない、大ファンといいながらアルバムを持っていなかったり、映画なんか嫌いだといいながらも後から好きな映画もあるといってみたり、いろいろ矛盾があることがわかります。
最初は、チャップマンが精神不安定であることを示していただけでと思っていたのですが…。
申し訳ないですけれど、見た目がいいわけでもないし、態度もヘンなチャップマンに好感を持ってる女性の存在、ジョン・レノンの息子には簡単に会えたことなど、心理でなく出来事にも矛盾点が多く、この映画自体が妄想の産物では、とも思えてきます。
すべてがあやふや過ぎて、私の好みの映画とは言えないようです。
内容★★
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