2010/03/09 (Tue) 10:20
2008
監督:中島哲也
出演者:中谷美紀、瑛太、伊勢谷友介、香川照之、市川実日子、柄本明、黒沢あすか
上映時間:130分
昭和22年 0歳。 川尻家の長女として福岡県に生まれる。
昭和30年 7歳。 幸せを夢見る明るい子供時代を過ごす。
昭和46年 23歳。 担任を務める中学校で窃盗事件。教師を辞職。
昭和46年 23歳。 作家志望の八女川と同棲。暴力にあう。
昭和46年 23歳。 八女川、踏切自殺。
昭和47年 24歳。 八女川の友人、岡野と不倫。妻にばれて破局。
昭和48年 25歳。 中洲のソープ嬢になり、店のトップに。
昭和49年 26歳。 同棲中のヒモ、小野寺に裏切られ殺害。自殺未遂。
昭和49年 26歳。 上京。理髪店の島津と同棲中に逮捕される。
昭和49年~ 刑務所に服役。8年後に出所。
昭和58年 36歳。 教え子、ヤクザの龍と再会。同棲。
昭和59年 36歳。 龍、逮捕され刑務所へ。
昭和63年 40歳。 出所した龍と再会。龍、再び逮捕され服役。
平成元年~ 一人暮らしの引きこもり生活。
平成13年 53歳。 荒川の河川敷にて、死体で発見される。
死んだ伯母・松子のアパートを引き払う手続きを頼まれた笙は、存在すら知らなかった松子の人生をたどることに。それは、とことんまで失敗と転落を繰り返した、波乱万丈な生き様だった。
「パコと魔法の絵本」と色使いが似ているな、なんて思っていたら、それもそのはず、同じ監督でした。
1人の人物の一生を描いていく物語は、基本的に好きな私ですが、これもご多分に洩れず面白かったです。
しかし、これほど傍から見て不幸続きの人生は滅多にあるものではなく、暗くなりがちな雰囲気を、色彩豊かな映像とテンポのいい演出とミュージカル仕立てにすることにより、観ていてさほど気分が沈まずにすみました。これがこの映画の特徴でもあり、素晴らしい点であるともいえると思います。
原作をかなり脚色しているらしいので、いつか原作を読んで比較してみたいものです。(できれば忘れないうちに)
TVドラマになっているらしく、こちらは原作に忠実だそうです。
画面に惹きつけるエンターテイメント性ではかなりの映画だと思います。
それでもやはり、人の一生って何なんだろう、って考えてしまいます…。
内容★★★★
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