2011/07/13 (Wed) 16:22
徳間書店
2011年5月
売れないモデルの草間都にとって、愛犬エルはかけがえのない存在だった。一人暮らしの孤独を癒してくれるだけでなく、エルとの生活を綴ったブログが人気を集め、ようやく仕事が入り始めたのだ。だが、ある日エルは死んでしまう。エルの死によって仕事を失うことを恐れた都の前にエルそっくりな犬が現れたとき、思わず都は…。人ゆえの脆さと犬への情愛ゆえに、大きな罪を背負った都を救うのは誰?大藪賞受賞作家が描く、切なくも美しいミステリー。
タイトルの意味がわかったときは、なるほど~、と思いました。
追い込まれた人が少しずつ過ちを犯していって…。
こういう罠は誰の周りにも潜んでいると思います。
取り返しがつく前にやめられるかどうかが鍵になると思います。
都の場合、ぎりぎり取り返しがついた感じですかね。
希望のある終わりと思いつつも、よくよく考えると、振り込め詐欺とかは罪償わなくていいのかな~、ねぇ江口君。
内容★★★★
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