2009/06/04 (Thu) 17:11
角川コミック・エース
2002年12月
角川コミック・エース
2002年12月
角川コミック・エース
2004年2月
仏教系の大学に通う唐津九郎は、死体に触れることで死者の声を聞くことができる、イタコのような力を持っていた。大学で唐津はサークル「ボランティア友の会」に加入。そこには唐津と同じように少し変わった力を持つメンバーがいた。就職活動の時期、仏教系の大学であるがゆえ、メンバー達には一般企業からさっぱりお声がかからない。サークルのまとめ役である佐々木は、沼田が死体を捜索し、唐津が望みを聞き、死者の思い残した願いを叶える新ビジネス「黒鷺死体宅配便」を起業したのだった。
実は、昔1巻だけ読んで止めてしまった覚えがあります。
結構ありがちな、ホラーの短編集に思えたからです。
でも、今回2巻以降を読んで、考えを改めました。
2巻はちょっと長編になっていて、リーダーの佐々木の過去に触れることになります。
ここらへんから、グンと面白くなりました。
残酷描写は、「多重人格サイコ」とタッチが似ていて、かなりグロイので、読むにはそれなりの覚悟が必要です。
キャラが今っぽいので、扱う内容のわりには明るい雰囲気はあるのですが。
また、3巻からはようやく笹山も登場。
かなり変わり果てた姿になっています。
ふーん、というエピソードもあれば、勉強にもなるし、よく考えてあるなぁと思うエピソードもあり、結構面白さに幅がありました。
メンバーの秘密はこれから徐々に明かされていくと思うので、この先も読み応えがありそうです。
内容★★★★
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