2010/03/25 (Thu) 12:18
2004
監督:テイラー・ハックフォード
出演者:ジェイミー・フォックス、ケリー・ワシントン、レジーナ・キング、クリフトン・パウエル
原題:Ray
上映時間:152分
製作国:アメリカ
1948年、黒人はバスの座席が隔離され、停留所の売店もトイレも白人とは別という、人種隔離政策がとられていた時代。17歳のレイ・チャールズ・ロビンソンは、アメリカ南部ジョージア州からバスでシアトルへと向かった。彼は7歳の時に視力を失っており、弟ジョージの死という大きなトラウマを心に抱えていたが、シアトルに着いて活動を始めると、程なくして音楽の才能を認められ、着実にトップ・スターへの道を登っていくのだが……。
彼の音楽に対する愛と情熱はどのように生まれたのか? その成功の影にあったドラマティックな私生活とは?幼い頃の失明、弟の死、人種差別、ヘロイン中毒、女性たちとの関係――。自らの感性と感情にストレートに、イノセントに生きたレイ。そんな彼をいつも支えていたのは、亡き母の大きな愛だった。人生の中でいくつもの大きな困難に直面しながら、破滅の淵で踏みとどまり、音楽への愛に導かれるようにそれらを乗り越えていく姿は、観る者の涙を誘うことだろう。
ジェイミー・フォックスが本物そっくりということですが、実物を見たことのない私には、なんとも言いようがないです。
この映画を観て特に驚いたのが、レイの悪い面もかなり描かれているということ。
麻薬に浮気に買収に…。しかも都合にいいこと言ってる場面も。
そういう描写もかなりあるから、天才といえども人間なんだとわかり、多少身近に感じるかもしれませんね。
共感できるかはまた別の話ですが。
その後、ちゃんと麻薬もやめているし、ジョージア州の差別問題にも一石を投じたわけで、だからこそ偉大なんですよね。
知らなければ、本人の苦悩も知らず、華やかにしか見えないスター。
人に一生ってなんなのだろうとまたもや考えてしまいました。
内容★★★★
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