理想の女（ひと）

2004
監督：マイク・バーカー
出演者：スカーレット・ヨハンソン、ヘレン・ハント、トム・ウィルキンソン、マーク・アンバース
原題：A Good Woman
上映時間：93分
製作国：スペイン、イギリス、イタリア、ルクセンブルク、アメリカ

1930年代の南イタリア、アマルフィ。ニューヨーク社交界の華、ロバートとメグ・ウィンダミア夫妻は、この地で休暇を過ごしている。ある日、メグの誕生日プレゼントを探していたロバートは、骨董屋で、派手な恋愛経験を重ねてきたアーリン夫人と出会う。夫人の勧めで金の扇をプレゼントに選んだロバート。やがて社交界に、ロバートとアーリン夫人の仲を怪しむ噂が流れる。夫を心から信頼していたメグだったが、やがてその心は揺らぎ始める…。


オスカー・ワイルドの戯曲「ウィンダミア卿夫人の扇」が原作だそうです。
ただの上流階級の恋愛ものと思って観ていたのですが、してやられました。
途中から、登場人物たちを見る目をまったく変えさせられてしまいました。
ストーリー展開が見事ですね。
その、心理的にうまく観る者を焦らす手法が堪りません。
ラストはちょっとベタな気はしますが、こうでなかったら逆に不満であるのも事実です。

内容★★★★★