2010/02/02 (Tue) 09:19
2007
監督:ザック・ヘルム
出演者:ダスティン・ホフマン、ナタリー・ポートマン、ジェイソン・ベイトマン
原題:Mr.Magorium's Wonder Emporium
上映時間:94分
製作国:アメリカ合衆国
最高のワンダーランドは、ビルが建ち並ぶ街の一角にあった。一歩足を踏み入れれば、大人も子供も時の経つのを忘れて夢中になってしまう店──それが、“マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋”だ。逃げ遅れたら踏み潰される超巨大スーパーボール、世界の果てまで飛び続ける紙飛行機、フリスビーの腕には自信ありの恐竜──まるで魔法の国に迷い込んだような驚きと興奮の連続で、開業以来113年、おもちゃ屋は毎日大盛況だ。
オーナーのマゴリアムおじさん(ダスティン・ホフマン)のもと、支配人として働く23歳のモリー(ナタリー・ポートマン)と、お手伝いの少年エリック(ザック・ミルズ)も、世界でただひとつのこのおもちゃ屋をこよなく愛している。しかし、モリーは最近、元気がなかった。少女の頃、天才ピアニストと騒がれたモリーは、どうしても作曲で、本当の天才だと認められたかった。しかし、最初の1小節すら、全く思い浮かばないのだ。
そんなある日、243歳をむかえたマゴリアムおじさんが突然、引退を宣言、モリーにおもちゃ屋を継いでほしいと言い出した!
そろそろ若い世代に魔法のバトンを渡さなければ──そう決意したマゴリアムおじさんは、経理士のヘンリー(ジェイソン・ベイトマン)を雇い、売り上げと店の資産価値の計算を依頼する。
作曲家の夢も叶えられないのに、オーナーになる自信なんかこれっぽっちもないモリーは、必死でマゴリアムおじさんを引き止める。しかも引退したら最後、どうやらマゴリアムおじさんには2度と会えなくなるらしい。底抜けに明るく、太陽のように温かいマゴリアムおじさんが大好きなモリーは、彼との別れを受け入れることなど到底できなかった。
ところが、もっと過激な手段でマゴリアムおじさんの引退に抗議するものたちが現れた。彼に命を吹き込まれたおもちゃたちが、マゴリアムおじさんがいなくなる寂しさに、モリーの頼りなさに、魔法を信じないヘンリーに怒り出したのだ。キラキラ輝くフィンガーペインティングが急に灰色に変色したり、絵本から飛び出したタコが潮を吹いたり、店の在庫を一瞬で取り出せる"ビッグブック"から凶暴なサルが現れてお客さんに飛びかかったり、ドラゴンのぬいぐるみがエリックに火を吹いたり……しかし、それはまだほんの始まりだった。今やおもちゃ屋そのものが、深刻な危機に直面していた。
みんなが大好きなおもちゃ屋を復活させるには、モリーがマゴリアムおじさんのように、おもちゃを自在に操る魔法を身につけるしかない。しかし、自分の力を信じることができないモリーに、そんな奇跡が起こるはずはない。おもちゃ屋を一時閉店したまま、遂にマゴリアムおじさん引退の日が訪れる。笑顔で去っていくマゴリアムおじさんを見送り、途方に暮れるモリー。
果たしてモリーは勇気を出して、新しい第一歩を踏み出すことが出来るのか──?
とにかく映像は一見の価値あり。
こんなおもちゃ屋行ってみたいな、なんて思わせる、煌びやかで温かく楽しそうな雰囲気です。
本当に夢の国を映像化したような感じです。
それだけでも観ていて幸せな気分に浸れます。
映像に力を入れてしまった分、ストーリーがおろそかになってしまったのか、キャラがイマイチしっかり描けておらず、感情移入はしにくく、薄っぺらな印象を受けてしまいます。
モリーの立ち直っていく過程、ヘンリーとエリックの友情の部分をもう少し詳しく描いて欲しかったです。
あと、モリーの指揮はちょっと不恰好すぎて気になりました…。
でもまあ、とにかく映像は綺麗でおもちゃの動きは素晴らしいから、あまり深く考えず、家族でワイワイと雰囲気で観る映画なのかもしれませんね。
内容★★★★
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