2011/03/05 (Sat) 14:57
光文社文庫
2011年1月
メッシー、アッシー、ミツグ君、長方形の箱のような携帯電話、クリスマスイブのホテル争奪戦。あの頃、誰もが騒がしくも華やかな好景気に躍っていました。時が経ち、歳を取った今こそ振り返ってみませんか。東野圭吾が多彩な技巧を駆使して描く、あなただったかもしれれない誰かの物語。名作『秘密』の原型となった「さよなら『お父さん』」ほか全8篇収録。
「さよなら『お父さん』」と「二十年目の約束」以外は、時代背景の古さだけでなく、トリックとしても使い古されてしまったような…。
改めて読む価値があるかというとちょっと疑問でした。
「さよなら『お父さん』」は「秘密」の原型だけあって、比べてしまえば簡素で物足りないけれど、ラストではやっぱり号泣。
パブロフの犬になっちゃってるのかもしれませんね、私。
内容★★★
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