2011/08/22 (Mon) 22:01
2011/08/15 (Mon) 11:25
双葉社
2011年6月
単なる紙きれでしかないお金に対し、日本人はなぜ怖れに近い感情を抱くのだろうか。それは、「よくわからないモノ」に対しての恐怖に似ている。結局、貯金以外の教育を受けていないことが元凶なのだ。お金なんて所詮、道具だ。人生の幸せは収入の多寡ではなく、いかにお金を自在に使いこなすかにある。特別マンガ付き、ホリエ式マネー論。
お金について、その意味その機能を改めて考えてみる機会を与えてくれる本。
極論もあり、手放しでは賛同できない部分もありますが、こういう考え方があってもいいと思いました。
みんながやってるから貯金するとか保険に入るとかはもうやめて、自分で考えなくてはいけないですね。
性格的に私には投資は向いていないのが分かっているので、そこが悩みどころですが…。
内容★★★★
2011/04/25 (Mon) 11:20
徳間書店
2011年2月
「世界に風穴をあけるぞ。僕らがいま生きているのはそのためでしかないんだ」
PCオタク、元カリスマ青年実業家、女子大生……個性的な面々が揃う“チーム・AKKA”。彼らは天才プログラマー・堀井健史のもと、新興IT企業を巧みにまるめ込み、資産の一部を中抜きしていた。最終目標はITベンチャーの雄、株式会社LIGTH通信の乗っ取り。携帯電話の販売代理店事業を全国展開し、創業10年あまりで時価総額5兆円の大企業へと登りつめた、ITバブルの象徴的存在だ。史上最大の下克上。チーム・AKKAは勝利を手にできるか。
前作『拝金』から遡り、物語の舞台は1999年、渋谷へ――。
IT勃興期を駆け抜けた男たちの野心を圧倒的リアリティで描く、まばゆくも壮絶な青春経済小説!
前作より面白かったかも。
で、前作をもう一度読み返したくなるつくりにもなっています。
ただやはり、まったく感情移入できなかったです。
人を蹴落としのし上がっていく世界って、そんなに魅力的なのかな?
騙し騙されがずっと続く生活って…。
つい、何のため?って思っちゃいます。人よりよい生活を送りたいから?
戦国時代に準えているようですが、それも何か違う気がするし…。だって死ぬか生きるかって環境じゃないわけだし。
虚しくはならないのだろうか。
カッコイイように書いてはいますが、本当にカッコイイことなのかな?
う~ん、わからないです。
わからないから、読み続けるのかも。
内容★★★
2010/11/15 (Mon) 10:58
徳間書店
2010年6月
「藤田優作、君はどのくらいの金持ちになりたい?」「そうだな、金で買えないものはない、そう言えるくらいかな」「わかった。それでいこう」年収200万円のフリーター・優作はなぞのオッサン・堀井健史と握手を交わした。そこから彼の運命は大きく変わる。携帯ゲーム事業を成功させ、さらにあらゆる金融技術を駆使。瞬く間に会社は売上500億円の大手IT企業に変貌する。人はそれを「ヒルズの奇跡」と呼び、優作は一躍時代の寵児に。快進撃はさらに続くかに思われた―オッサンの無謀なミッションが下るまでは。金とは、勝者とは、絆とは?感動の青春経済小説。
ビジネスの知識としては既知のことが多く、そういう点ではあまり勉強にはならなかったけれど、真実が織り交ぜてあるだけにリアルさは感じます。
何処までが真実なのか、というのを考えながら読むのがこの本の正しい読み方かもしれませんね。
豪遊ぶりの描写が多いですが、なんだかちっとも羨ましくなかったです。
お金ばかり追うのもなんだかなぁって感じです。
確かにお金は欲しいけれど、そんなことするためには私はいらないです。
価値観ってホント、人によって違うのだなぁとしみじみ。
騙し騙される世界で生きていくくらいなら、私はお金は欲しくないですね。これって、負け犬ってことなのかな?
内容★★★