2011/04/25 (Mon) 11:20
徳間書店
2011年2月
「世界に風穴をあけるぞ。僕らがいま生きているのはそのためでしかないんだ」
PCオタク、元カリスマ青年実業家、女子大生……個性的な面々が揃う“チーム・AKKA”。彼らは天才プログラマー・堀井健史のもと、新興IT企業を巧みにまるめ込み、資産の一部を中抜きしていた。最終目標はITベンチャーの雄、株式会社LIGTH通信の乗っ取り。携帯電話の販売代理店事業を全国展開し、創業10年あまりで時価総額5兆円の大企業へと登りつめた、ITバブルの象徴的存在だ。史上最大の下克上。チーム・AKKAは勝利を手にできるか。
前作『拝金』から遡り、物語の舞台は1999年、渋谷へ――。
IT勃興期を駆け抜けた男たちの野心を圧倒的リアリティで描く、まばゆくも壮絶な青春経済小説!
前作より面白かったかも。
で、前作をもう一度読み返したくなるつくりにもなっています。
ただやはり、まったく感情移入できなかったです。
人を蹴落としのし上がっていく世界って、そんなに魅力的なのかな?
騙し騙されがずっと続く生活って…。
つい、何のため?って思っちゃいます。人よりよい生活を送りたいから?
戦国時代に準えているようですが、それも何か違う気がするし…。だって死ぬか生きるかって環境じゃないわけだし。
虚しくはならないのだろうか。
カッコイイように書いてはいますが、本当にカッコイイことなのかな?
う~ん、わからないです。
わからないから、読み続けるのかも。
内容★★★
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