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2010/06/20 (Sun) 08:27

角川書店
2009年4月

精神科医の「私」は、患者の不可解な自殺衝動が気に掛かっていた。
患者には、「死にたい」という欲動がないのに、頻繁に自殺衝動が生じているのだ。
何かが脳に作用しているのか。
脳には本来、自殺衝動があるのではないかと考え治療を重ねた「私」は、ある衝動に駆られ―。
命を巡る闘い、勝つのはどちらか。






広告業界と自殺に関する心理学に詳しく、しかもわかりやすく、勉強になりました。
相変わらずの膨大な量の参考文献です。
ストーリー的にも、展開が読めず、サスペンス風で楽しめました。
自殺衝動を感じたことはいまのところありませんが、これを読むと誰がいつなってもおかしくはないのだなと思いました。
私もたまに普段の生活に突如の違和感を感じたり、本当は気づかないうちに自分の態度がおかしくなっているのではと思うところもあるので、共感できる部分もありました。
終わり方も良かったと思います。

「生まれてきた者は必ず死ぬ。生と同じ数だけ死があった。だから、生と死は等価なんです」
「あなたは、時と場所を選んで生まれて来ましたか?違いますよね。ということは、生と死が等価である以上、死ぬときも、人は時と場所を選べない。つまり、あなたに自由に死ぬ権利はない」
…納得してしまいました。

内容★★★★★


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