2011/01/27 (Thu) 08:55
小学館
2010年9月
執事とお嬢様刑事が、6つの事件を名推理!
ミステリ界に新たなヒーロー誕生! 主人公は、国立署の新米警部である宝生麗子ですが、彼女と事件の話をするうちに真犯人を特定するのは、なんと日本初!?の安楽椅子探偵、執事の影山です。
彼は、いくつもの企業を擁する世界的に有名な「宝生グループ」、宝生家のお嬢様麗子のお抱え運転手です。本当は、プロの探偵か野球選手になりたかったという影山は、謎を解明しない麗子に時に容赦ない暴言を吐きながら、事件の核心に迫っていきます。
本格ものの謎解きを満喫でき、ユーモアたっぷりのふたりの掛け合いが楽しい連作ミステリです。
とにかく主役の麗子お嬢様と執事・景山プラス麗子の上司・風祭の三人のキャラが面白くていいですね。
あまりにも会話が楽しいので、謎解きそっちのけでキャラばかり追ってしまいます。(ミステリーとしても、もちろんしっかりしています。)
一話一話もすっきりうまくまとまっているし、読んでいていい感じです。
これで終わってしまうのはあまりに名残惜しいです。シリーズ化しますよね?
いつか、景山と風祭の会話も見てみたいです。
内容★★★★
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