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アメコミで英語、と映画と小説と漫画など
読んだアメコミ、映画、漫画、小説などの記録。 画像をクリックすると、若干大きいサイズで見られます。 ★★★★★……震えます。生きてて良かったと思います。 ★★★★……唸ります。気分が高揚します。 ★★★……うんうん。読んで損はないかと。 ★★……時間を損したかなと悲しくなるかも。 ★……怒りがこみ上げてくるかも?
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2024/04/27 (Sat) 13:04
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2010/12/16 (Thu) 10:16

メディアファクトリー
2009年2月

映画『百万円と苦虫女』監督、『さくらん』脚本などで注目を集める映画界の新鋭・タナダユキによる、初のオリジナル小説!
きれいでやさしい園子に一目で恋に落ち、結婚した「僕」。彼女にずっと隠し続けている僕の仕事は、ダッチワイフ職人。平穏に過ぎていく日常のなか、僕と園子はセックスレスになっていった。それでも何の問題もないはずだったが……やがて園子の「秘密」が明らかになる。
コミカルとシリアスが交錯し、愛と命とダッチワイフを描き出す驚異のラブストーリー!




映画「ラースと、その彼女 」みたいなのを想像していたのですが、こちらは作り手側のお話。
感動できそうな流れなのですが、もう少し心理面で踏み込んで欲しかった気がします。ちょっと、あっさりしすぎかな。
理想的な奥さんなのに、浮気をしてしまう主人公。身勝手な気もしますが、人ってそういうどうしようもないところがあるよね、って思ったりもします。
「外身より中身だ」とかよく耳にしますが、やはり外見も大事なのでしょうね。あたりまえか。

内容★★★★


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2010/11/23 (Tue) 11:03

中央公論新社
2010年9月

23年前に2人を殺し、無期判決を受けた男・久保島が仮釈放され、深津さくらの勤める金沢の更生保護施設に入寮してきた。凶悪事件を起こしたとは思えぬ誠実な更生ぶりに、次第に心ひかれていくさくら。市内で殺人事件が発生し、寮生に疑いの目が向けられた。さくらは真相をつきとめるべく奔走する。




「雪冤」では冤罪について考えさせられましたが、こちらでは受刑者の服役後の問題提議がなされています。
被害者や被害者遺族に対する謝罪よりも、まず自分の身の振り方でいっぱいいっぱいというのも、あまり考えたことはなかったのですが、その通りかなと。
本文中にもありましたが、罰を与えれば更正するというのは、確かに今の社会のシステムでは難しいかも。
では、どうすればいいのか。…難しい問題ですね。
これからも考え続けていきたいと思います。
また、犯罪にもいろいろなケースがあり、刑の裁量ももっと考えていかなければならないとも思いました。
考えさせられるだけでなく、ドラマとしてのクオリティーも高く、読んで得したと思える1冊でした。

内容★★★★


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2010/11/09 (Tue) 08:46

日本経済新聞出版社
2010年8月

30歳の新聞記者がM&Aを追いかける取材現場で出逢った運命の女性。熾烈な合併交渉と小さな嘘が恋の障害となり、そして…四季豊かな京の町を舞台に詩情豊かに織りなす新感覚の恋愛小説!





「美丘」とタイプが似ている感じ。好きです、こういうの。
やっぱり私は「モテキ」のようなお話より、こういう一途な恋のほうが好きです。
美しい嵐山の四季折々の描写を背景にした切ない恋愛に、ウツや在日外国人についての問題も盛り込まれ、考えさせてもくれます。
主人公の新聞記者としての描写も、詳しすぎず端折りすぎずで、小説としてのバランスも絶妙。
ラストのサプライズも奇を衒った感じではなく、とてもいい気分にさせてくれました。
嵐山に無性に行きたくなりました。月の虹も見てみたいです。

内容★★★★★


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2010/11/08 (Mon) 11:12

集英社
2010年8月

本当に幸せなのは誰か? 現代のおとぎ話7篇
シンデレラ、白雪姫、みにくいアヒルの子など代表的西洋童話を現代日本に置き換えた短篇集。童話の結末に疑問を抱く著者が見つけた、それぞれのハッピーエンドとは? 泉鏡花文学賞受賞後第一作。

迷子のきまり―ヘンゼルとグレーテル
鵺の森―みにくいアヒルの子
カドミウム・レッド―白雪姫
金の指輪―シンデレラ
凍りついた眼―マッチ売りの少女
白梅虫―ハーメルンの笛吹き男
アマリリス―いばら姫




暗いお話が多いですが、「キンの指輪」のような爽やかなエピソードも含まれていました。
全体のテーマは、心の空洞ということでいいのかな?
読んでいる間はその幻想的な世界に引き込まれていましたが、読み終わると、不思議に印象は薄い気がしました。まさに童話的体験?

内容★★★


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2010/08/20 (Fri) 09:45

河出書房新社
2010年5月

少年は旅立った。サヨウナラ、「世界」――衝撃のデビュー作『さようなら、ギャングたち』から29年。著者自身「いまの自分には、これ以上の小説は書けない」と語った傑作がついに刊行!






語りや内容は子供向けみたいに感じますが、ところどころ子供には不適切な表現があり、子供には薦められないですね。
「悪」とは一体何なのか、その実体のない漠然としたものをうまく捉えているとは思いますが、テーマ自体の目新しさはなかったです。
というか、私はどうもこの語り方が生理的に受け付けず、バイアスがかかっているかもしれません。
子供に対する愛の目線は、とっても感じました。

内容★★★


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