2011/05/12 (Thu) 21:14
東京創元社
2008年10月
「六甲山に小さな別荘があるんだ。下の街とは気温が八度も違うから涼しく過ごせるよ。きみと同い年のひとり息子がいるので、きっといい遊び相手になる。一彦という名前だ」父の古い友人である浅木さんに招かれた私は、別荘に到着した翌日、一彦とともに向かったヒョウタン池で「この池の精」と名乗る少女に出会う。夏休みの宿題、ハイキング、次第に育まれる淡い恋、そして死―一九五二年夏、六甲の避暑地でかけがえのない時間を過ごす少年たちを瑞々しい筆致で描き、文芸とミステリの融合を果たした傑作長編。
*第1位『『ミステリが読みたい!2010年版』国内篇サプライズ部門
*第2位『ミステリが読みたい!2010年版』国内篇ナラティヴ部門
*第4位『ミステリが読みたい!2010年版』国内篇総合部門
*第7位『このミステリーがすごい!2009年版』/国内編
*第7位 CSミステリチャンネル「闘うベストテン2008」/国内部門
*第8位『週刊文春』「2008ミステリーベスト10」/国内部門
*第8位『ミステリが読みたい!2011年版』ゼロ年代ミステリベスト・ランキング国内篇
評価が難しい作品ですね。
ところどころに散りばめられている伏線はさりげなくて見事だと思うし、ラストも意外性は十分でした。
でも…やっぱりフェアじゃない部分が気になります。ミスリードを誘うためだけのあの人とか…。そこだけが残念です。
14歳の少年少女の夏休みのパートは、青春時代の透明感、苦さなどが出ていてとてもよかったです。
内容★★★★
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2011/05/12 (Thu) 15:31
集英社
2011年3月
32歳は、欲望も希望も薄れていく年だった。けれど、きっと悪いことばかりじゃない。重信:東京の建設会社に勤める。奈加子:大阪のデザイン事務所に勤め、副業でライターの仕事をこなす。偶然出会った2人は、年齢も、苗字も、誕生日まで同じ。肉体的にも精神的にもさまざまな災難がふりかかる32歳の1年間、ふたりは別々に、けれどどこかで繋がりを感じながら生きていく―。頑張るあなたに贈る、遠距離“共感”物語。
社会人としての働く描写もリアルだけど、朝起きるときの様子が一番共感。
ED、ピラティスなど、知らない単語が出てきて勉強になりました。
スパカツやカレーハウスサンマルコも気になったし、頭皮用ブラシに至っては速攻で買っちゃいました。
内容★★★★
2011/05/12 (Thu) 13:09
Marvel Comics
November 2010
Power Manと戦うLuke CageとIron Fist。子供相手に手加減していた二人だが、埒が明かないままではということで、Iron Fistは必殺の”気”で勝負するが、Power Manにその”気”は吸い取られてしまう。そこにFlashmob(Dontrell "Cockroach" Hamilton, Comanche, Specs, Señor Muerte, Discus, and Stiletto)が乱入してきて…。
Flashmobを組織したのはNightshade。
どうやらPower Manは、彼女の道具などを盗んで装備していたようです。
それらを取り返すのは勿論、Power Manの能力にも興味を持っているようです。
内容★★★
難易度★★★
SHADOWLAND #01-05
Daredevil #508-512
Shadowland: Daughters Of The Shadow #1-3, Bullseye, Elektra, Ghost Rider, Spider-Man
Shadowland: Blood on the Streets #01-04
Shadowland: Moon Knight #01-03, Moon Knight (1980) #13
Shadpwland: Power Man #01-04
Thunderbolts #148-151
2011/05/12 (Thu) 10:57
Marvel Comics
November 2010
Moon Knightの計画は崩れた。Luke Cageたちの戦闘、Ghost Riderの乱入で、否応なしに戦いに巻き込まれてしまったMoon Knight。その混乱の中、彼はDaredevilと対峙し、KhonshuによりDaredevilの中にBeastがいることを知るのだった…。
Jhonshuはもう一つ重要な情報を。
Beastを倒す唯一の武器Sapphire Crescentが存在し、その手掛かりはShadow Knightにあると…。
MarleneがShadow Knightの手により重傷を負ったことも知り、怒りに燃えるMoon KnightはShadow Knightを追い詰めます。
そして、Shadow Knightの正体が弟Randalであることを知るのでした…。
内容★★★★
難易度★★
SHADOWLAND #01-05
Daredevil #508-512
Shadowland: Daughters Of The Shadow #1-3, Bullseye, Elektra, Ghost Rider, Spider-Man
Shadowland: Blood on the Streets #01-04
Shadowland: Moon Knight #01-03, Moon Knight (1980) #13
Shadpwland: Power Man #01-04
Thunderbolts #148-151
2011/05/12 (Thu) 09:08
講談社
2011年3月
大学2年の繊細美男子、鮎太朗。美人で怖い姉3人。女たちはみな彼に恋をする。けれどいつも鮎太朗が振られてしまう。何もしていないのに包丁で刺されたり、貢がされたりする。彼を慕い続ける可愛い同級生には、どうしても心が惹かれない―。恋は理不尽。恋は不条理。だけど、ひなたを走りたくなるくらいあったかい気持ちになるのは、何故なのだ?恋する心の不思議・普遍・歓び。
なんとも不思議な本でした。
主体性がないようであるような、よくわからない主人公に、そんな彼を取り巻く個性豊かな女性たち。
何より、みんな、連想が突拍子もなく、共感はできないけれど笑えました。
男性ばかり振り回される恋愛の不条理感は上手く表現されていると思いました。
内容★★★★