2011/07/04 (Mon) 10:18
新潮社
2011年5月
海辺に住む不思議な女性と女子高生の、切なくも幸せな出会い―。嬉しいのに涙が出て、傷ついても信じてみたい。自分にそんな感情があることを、初めて知ったあの日。こんなに大事な想い出も、人は忘れてしまうもの?毎日が特別だったあの頃が、記憶の海からよみがえる。
まず、設定がいいですね。
「おもいで質屋」を営む、海辺に住む魔法使い。
でもロマンチックな感じは最初だけで、徐々に訪れる子供たちの苦味が明らかになってきて、ただのファンタジーではないことに気づきます。
想い出、記憶。
楽しいもの、つらいもの。
覚えているものもあれば、忘れているものもあります。
どちらであれ、それがいかに大切であるかを教えられました。
人の心って考えれば考えるほど不思議ですね。
切なく、それでいて爽やかな物語でした。
内容★★★★★
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2011/07/02 (Sat) 15:20
2011/07/02 (Sat) 14:22
Marvel Comics
May 2011
Marvel Comics
June 2011
Beastの協力を得て、捕えたJohn Steeleの記憶を手繰るSteve Rogers。だが、Steeleの記憶には空白があり、一向に真相がわからない。Steeleの記憶への侵入を決心するSteveだったが…。
John Steeleの、意図的に隠されていた記憶を取り戻し、Johnを正気に戻したSteve Rogers。
やはり、Shadow Councilの目的は世界制覇。
正気に戻ったJohnに、「お前の人生の半分を奪った奴らに何かをしてやりたいと思わないか?」と訊ねるSteveですが…。
次回からクロスオーバー"Fear Itself"が始まってしまうため、そっちのけにされそうな気配。
内容★★★
難易度★★★
#06-12
2011/07/01 (Fri) 12:57
Marvel Comics
March 2011
Marvel Comics
April 2011
SharonとShang-Chiの交換を受け入れるSecret Avengers。Shabg-Chiを手に入れたZheng Zuは、息子の身体を使い完全復活するための儀式をすぐに始めた。Moon Knightをスパイに送り込んだSecret Avengersは、即座に突撃を開始する…。
"Eyes of the Dragon" 編・後半。
Steve Rogersを先陣に、Valkyrie, Black Widow, War Machine, Moon Knight, Ant-Man, Prince of Orphansで総攻撃をかけるSecret Avengers。
Max FuryとAloysius Thorndrakeには逃げられたものの、Zheng Zuを倒してShang-Chiを保護し、John Steeleを捕えることはできたのでした。
John Steeleを倒したのがSteve Rogersではなく、Valkyrieというのが意外でしたが。
第二次世界大戦中、Steveと共に闘ったJohn Steele。
彼が何故Shadow Councilにいるのか、どうやって生き延びてきたのか、次回で明らかになるようです。
内容★★★★
難易度★★★
#06-12
2011/07/01 (Fri) 10:38
幻冬舎
2009年5月
21歳の杏平は、ある同級生の「悪意」をきっかけに、二度その男を殺しかけ、高校を3年で中退して以来、うまく他人とかかわることができなくなっていた。父親の口利きで、遺品整理業“CO‐OPERS”の見習い社員になった杏平の心は、亡くなった方とご遺族のため、汚れ仕事も厭わず汗を流す会社の先輩達、そして同い年の明るいゆきちゃんと過ごすことで、少しずつほぐれてゆく。けれど、ある日ゆきちゃんの壮絶な過去を知り…。生きることの重さを知るほど、生命は大切で重くなる。爽やかな涙が流れる、感動の書き下ろし長篇小説。
初めてタイトルを見かけたときは、まさかねぇ、なんて思っていたものでしたが、実際読んでみたらそのままでした。でも、単なる洒落でなく重要な場面で効果的に使われているのには感心しました。
映画も製作されたようで(それがこの本を読んだきっかけですが)、あらすじを見る限り、若干違うようで、そちらも楽しみです。
松井には本当に腹が立って、それだけ感情移入していたわけですが、これだけのことをしておいてのうのうと生きているのが許せなかったのですが、よくよく考えれば、こんな人のために人生を駄目にするのも勿体無いですよね。
だから、主人公たちの最後の行動はあれが正解かなと。
でも、松井に天罰が下って欲しかったと思う私は、人間ができていないか、予定調和を求めすぎ?
遺品整理業に携わる人々、杏平のお父さん、山岳部の顧問の先生等、見習うべきいいところを持った登場人物が多いのも好感度大です。
内容★★★★★