2010/12/16 (Thu) 13:32
2005
監督:ニール・マーシャル
出演者:シャウナ・マクドナルド、ナタリー・メンドーサ、アレックス・リード、サスキア・マルダー
原題:The Descent
上映時間:99分
製作国:イギリス
冒険好きのサラは、一年前の交通事故で愛する夫と娘を失ったショックからいまだ立ち直れずにいた。そんな彼女を励まそうと、友人たちが冒険旅行に誘う。リーダーのジュノが企画したのはアメリカのアパラチア山脈奥地の地下洞窟探検。参加したのはサラとジュノを含め女性ばかりの6人。ロープを伝って穴の中へと降りていく一行。最初は順調だったが、突然の崩落事故で出口をふさがれてしまう。さらに悪いことに、功名心にはやるジュノは皆に内緒で前人未踏の洞窟を選んでいたのだった。地図もなく、捜索隊も期待できないことを知った彼女たちは、別の出口を見つけるため迷路の中を進んでいくのだったが…。
観るのは二回目。
初めて見たのはかなり前のはずなんですけどね。インパクトが強すぎてほとんど覚えていたのが残念でした。それだけ面白かったということなのでしょうけど。
この映画が普通のホラーと一線を画しているのは、友人関係の中に愛憎劇が絡んでいることだと思います。もしかして…なんて後からいろいろ考えちゃいました。
内容★★★★
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2010/12/16 (Thu) 11:39
2010.11.19~2010.12.10
06. 瀬文(加瀬亮)が慕っていた里中(大森南朋)が何者かに撃たれ命を絶った。公安の現役潜入捜査官だった里中の死は、出張先の南アフリカで火災に遭い焼死したと妻の小百合(西原亜希)に告げられる。当麻(戸田恵梨香)は、国家ぐるみの嘘に憤り、そこまでして守るべきものは何なのかと悩むが、そんな当麻に野々村(竜雷太)は「真実に向かってひた走れ」と刑事魂を見せる。里中の初七日の日。当麻と瀬文は小百合から「夫の死が、腑に落ちない」と相談を持ち掛けられる。出張の前日、里中の本棚や荷物が整理されていたのが気になるのだというが、瀬文は事故だと言い切る。しかし、小百合の言葉が気になる当麻は、里中の部屋を調べることに。すると、その部屋が何者かによって片付けられた事が判明。そして、里中に何かしらの証拠やメッセージを残されると困る集団の存在を感じる。里中が命をかけてまで遺そうとしたものとは…。
07. ある夜、瀬文(加瀬亮)は美鈴(福田沙紀)から、志村(伊藤毅)が強制尊厳死されることになったと聞かされる。瀬文の元部下である志村は、長い間植物状態が続いており、警察病院からついに強制尊厳死を宣告されてしまったのだ。瀬文は“ 病を治す能力を持つ人物 ”なら志村を救えると思い、居場所を見つけようと必死。当麻(戸田恵梨香)と共に、スペックホルダーのデータを調べ始める。そして、予知能力者・冷泉(田中哲司)ならば、予言で病を治す人間の居場所が分かるだろうと冷泉の居場所を探す。その矢先、未詳に「新宿のシンデレラ」ことサトリ(真野恵里菜)と名乗るギャルがやって来た。サトリは人気の占い師で、人の心を読む能力があると言う。サトリは「冷泉の身柄を奪還する」と宣言。瀬文の心から、冷泉の居場所を読み取ったといい姿を消して…。
08. 当麻(戸田恵梨香)は、冷泉(田中哲司)から得た情報を元に、ようやくニノマエ(神木隆之介)の自宅にたどり着く。一方、そのころ瀬文(加瀬亮)は、どんな怪我や病気も治せる人物を探し、ある部屋を訪れていた。するとそこには、1人の野球少年の姿が。少年はその容姿とは似ても似つかぬ声で「我々の条件をクリアしろ!」と指示する。その条件とは、公安のある人物を引き渡せというものだった。瀬文は、その要求を受け入れる代わりに、その能力が本物かどうかを確認させろと詰め寄る。そんな瀬文に、少年はある病院へ向かうよう促す。植物状態の志村(伊藤毅)を救うために瀬文が取った行動とは…。一方、ずっと追い続けていたニノマエと対面した当麻は、ニノマエから意外な言葉を聞き、驚愕。一瞬の隙をみせ、返り討ちにあってしまい…。
09. 当麻(戸田恵梨香)と瀬文(加瀬亮)は、特殊能力者対策特務班、警視庁公安部公安零課の存在を突き止める。囮であった未詳がそれに気付いたことで、上層部は未詳の取り潰しを決定。未詳は廃止となるが、当麻と野々村(竜雷太)は、電気も水道も止められた未詳で、じっと瀬文の帰りを待っていた。その頃、瀬文は美鈴(福田沙紀)のアパートを訪れていた。スペックホルダーに翻弄され命を落とした志村(伊藤毅)の位牌に線香をあげに来たのだ。「兄の為にも自分の人生を歩く」と言う美鈴は、「兄の敵は考えずに、生きてください」と瀬文に頼むが、瀬文は志村の敵討ちを心に誓っていた。そんなとき、瀬文の前に津田(椎名桔平)と名乗る男が現れ、瀬文にある取引を持ちかける。津田の話を聞いた瀬文は、決着をつける覚悟を決める。同じくして、野々村と当麻にも、「ニノマエを逮捕せよ」との命令が下った。人間の可能性を信じる者と閉ざそうとする者の戦いが、ついに始まる。
あれよあれよというまに残すは最終回だけとなってしまいました。
歳をとると月日の流れが速いですね~。もう今年も終わってしまうのか…。成長のない自分に愕然とします。
このドラマ、普通の刑事モノではないことは分かっていましたが、まさかのXメン寄りになってきた感じです。
時間を止めてしまえる(正確には違うそうですが)能力を持つ、ほとんど最強といってもいいニノマエに、果たして当麻たちに勝ち目はあるのでしょうか?
柴田の存在の示唆、野々村係長の奥さんの名前も雅ということでつじつまが合い、「ケイゾク」の続編であることは確実なようですね。パラレルワールドではなく。
最終回には、「ケイゾク」のあの二人が登場なんてサプライズがあると嬉しいのですが、無理ですよね。
「ケイゾク」のときみたいに半端で終わって「映画」へ、なんてことがないように祈っています。
内容★★★★
2010/12/16 (Thu) 10:16
メディアファクトリー
2009年2月
映画『百万円と苦虫女』監督、『さくらん』脚本などで注目を集める映画界の新鋭・タナダユキによる、初のオリジナル小説!
きれいでやさしい園子に一目で恋に落ち、結婚した「僕」。彼女にずっと隠し続けている僕の仕事は、ダッチワイフ職人。平穏に過ぎていく日常のなか、僕と園子はセックスレスになっていった。それでも何の問題もないはずだったが……やがて園子の「秘密」が明らかになる。
コミカルとシリアスが交錯し、愛と命とダッチワイフを描き出す驚異のラブストーリー!
映画「ラースと、その彼女 」みたいなのを想像していたのですが、こちらは作り手側のお話。
感動できそうな流れなのですが、もう少し心理面で踏み込んで欲しかった気がします。ちょっと、あっさりしすぎかな。
理想的な奥さんなのに、浮気をしてしまう主人公。身勝手な気もしますが、人ってそういうどうしようもないところがあるよね、って思ったりもします。
「外身より中身だ」とかよく耳にしますが、やはり外見も大事なのでしょうね。あたりまえか。
内容★★★★
2010/12/15 (Wed) 21:29
2010/12/15 (Wed) 14:21
小学館
2010年9月
花魁の死を追う、若き金四郎が掴んだ彼女の切ない思い
文化8年(1811年)、江戸吉原の日本堤の外に広がる田んぼで、稲本屋の雛菊という花魁が、刀を袈裟懸けに斬られて殺されていた。見つけたのは吉原の茶屋を出てきたばかりの18歳の金四郎。彼は歌舞伎の森田座で笛方をして暮らしていたが、実は旗本家の遠山家の跡継ぎでもあった。昨晩顔を合わせていた雛菊の死の真相を、金四郎は探り始める。旧知の狂歌師・大田南畝、浮世絵師の歌川国貞とともに、雛菊の周囲をあたるうちに、彼女がかねてから会う男たちに心中を持ちかけていたことを知る。彼女は、なぜ心中を望んでいたのか。金四郎は、いつしか雛菊の深く暗い心のうちに踏み込んでいくのだった。
「小学館文庫小説賞」第11回受賞作。
わりとあっさり風味。
それは、金さんの慟哭はわかるものの、被害者の内面にあまり踏み込んでいないからかも。
結局金さん中心のお話なので、そちらを全面に出したほうが受け入れやすかったかも。読み易いのに、タイトルで敷居が高くなってしまっている気がしないでもないです。
今も格差が叫ばれているけど、やはり江戸時代のほうが酷いですね。理不尽さは比較になりません。
内容★★★