2009/04/28 (Tue) 01:27
講談社モーニングKC
2004年9月
講談社モーニングKC
2004年12月
あなたの愛する人は大丈夫ですか?そして、あなたも……?もう対岸の火事ではありません。ウイルスという名の凶器を放つ、外薗昌也氏の手練手管をご堪能あれ!
新宿で、ある男が大量の血を吐き、謎の死を遂げる。彼の検死をした小野寺と関口はその死因がウイルス性の感染症だと推測する。一方、女子高生・岬あかりは偶然その事件の現場に居合わせるが……。 地球が変化する中、自然と人間のはざまに生じた歪みを描く。圧倒的なリアリティで、来たるべきこの国の危機に迫る!
人を生きたまま ああも、破壊しつくせるものが他にあるか?
ものすごく怖かったし、勉強にもなりました。
鳥インフルエンザに、今度は豚インフルエンザ…この漫画のようなことが起きるのもそう遠いことではないかもしれません。
ウイルスの怖さを伝えるだけでなく、この日本の感染症に対する体制の問題点を指摘しているところも素晴らしいと思いました。
恥ずかしながらこれを読むまでは、エボラ出血熱のことも国立感染症研究所の存在さえも知りませんでした。ましてや、日本では危険度の高い感染症の研究ができないなんていうことも…。
ウイルスに対して日本がどれだけ脆弱であるか、この本を読んで知り、とても不安になりました。
内容★★★★★
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