2009/08/29 (Sat) 12:19
2005
情熱的な妻テッサと外交官の夫ジャスティンは、夫の駐在先のナイロビで暮らしていた。しかしある日突然、ジャスティンの元にテッサの死の知らせが届く。警察は単なる殺人事件と処理するが、疑念に駆られたジャスティンは妻の死の真相を調べ始める。そしてアフリカで横行する薬物の人体実験、官僚と大手製薬会社の癒着を知る。テッサの思いを引継ぐジャスティン。やがて彼がたどり着いたのは多国籍企業による世界的陰謀だった! 妻への愛と自らの信念を守るため、ジャスティンの命を賭けた孤独な戦いが始まった!
原題:The Constant Gardener
ジャスティンが捜査を始めたきっかけは多分、浮気しているのではという疑惑が半分以上を占めていたような気がします。
調べていくにつれて、どれだけ彼女が彼に対して誠実だったのかが分かって来ます。
権力もなく、暴力にも弱い主人公。
少しでも妻を疑ったことを贖罪するかのように、ひたすら彼女の足跡を追っていき最後は…。
かなりリアルで、個人がやはり巨大組織に立ち向かえるわけもなく、それだけに悲しいです。
現実はやはり、そんなに甘くはないようです。
愛する人に隠し事をされること…それが本人のためだとしても、皿他方にとってそれは本当に幸せなことなのでしょうか…。
主演のレイフ・ファインズは、「ハリー・ポッター」シリーズのヴォルデモート役でも有名ですが、同じ哀しみに満ちた作品「イングリッシュ・ペイシェント」が私は好きです。
内容★★★★
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