2009/07/15 (Wed) 10:51
2008
ゴッサム・シティーに、究極の悪が舞い降りた。ジョーカー(ヒース・レジャー)と名乗り、犯罪こそが最高のジョークだと不敵に笑うその男は、今日も銀行強盗の一味に紛れ込み、彼らを皆殺しにして、大金を奪った。
この街を守るのは、バットマン(クリスチャン・ベール)。彼はジム・ゴードン警部補(ゲイリー・オールドマン)と協力して、マフィアのマネー・ロンダリング銀行の摘発に成功する。
それでも、日に日に悪にまみれていく街に、一人の救世主が現れる。新任の地方検事ハービー・デント(アーロン・エッカート)だ。正義感に溢れるデントはバットマンを支持し、徹底的な犯罪撲滅を誓う。
資金を絶たれて悩むマフィアのボスたちの会合の席に、ジョーカーが現れる。「オレが、バットマンを殺す」。条件は、マフィアの全資産の半分。しかし、ジョーカーの真の目的は、金ではなかった。ムカつく正義とやらを叩き潰し、高潔な人間を堕落させ、世界が破滅していく様を特等席で楽しみたいのだ。
遂に始まった、ジョーカーが仕掛ける生き残りゲーム。開幕の合図は、警視総監の暗殺だ。正体を明かさなければ市民を殺すとバットマンを脅迫し、デントと検事補レイチェル(マギー・ギレンホール)を次のターゲットに選ぶジョーカー。しかし、それは彼が用意した悪のフルコースの、ほんの始まりに過ぎなかった……
まさかこれほどとは…。
昔の4作の「バットマン」に失望していたのですが、これは素晴らしかったです。
街の治安を守る難しさ、そして真の正義とは何かをテーマにかなり深い内容となっています。
ただのヒーロー物と思って見ると火傷します。
アクションも素晴らしかったですが、この映画のよさはシナリオにあると思います。
ルールに縛られないジョーカーの凶悪な、これでもかという連続攻撃。
一方、ルールにがんじがらめになり、苦戦するバットマン…。
そして、最終的にバットマンのとった行動は…。
28歳という若さで亡くなってしまったヒース・レジャーのジョーカー役が特にすごかったです。
もうホント、見ていて怖かったです。
彼の作品は「パトリオット」と「ロックユー」を見たことがあります。
この映画を見て、ようやく「バットマン」の人気の秘密が少しわかったような気がします。
そろそろバットマンのアメコミも読まなくては。
でも、ものすごい数だから、どれから読むべきなのか…。
あと、「バットマン ビギンズ」も見ないと。
内容★★★★★
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