2011/05/03 (Tue) 19:30
講談社
2008年1月
ここは汚れなき理想郷のはずだった。
1000年後の日本。伝説。消える子供たち。
著者頂点をきわめる、3年半ぶり書き下ろし長編小説!
子供たちは、大人になるために「呪力」を手に入れなければならない。一見のどかに見える学校で、子供たちは徹底的に管理されていた。
いつわりの共同体が隠しているものとは――。何も知らず育った子供たちに、悪夢が襲いかかる!
確立された世界観に圧倒されました。
すごい想像力ですね。貴志さんの頭の中ってどうなってんだろう。
それだけでなく、手に汗握る臨場感も相変わらず凄いです。
この上巻を読み終わって本から離れても、なんだかまだ現実世界に完全に戻っていないような酔った感じがしてます。
読み始めは、貴志版ハリーポッターというイメージで読んでいましたが、やはり恐怖もグロさも世界観も遥かに凌駕していました。
内容★★★★★
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