中央公論新社
2011年3月
益子徳一、七十二歳、独身。定年後の人生を慎ましく過ごす独居老人の大真面目で可笑しくて少しだけせつない日常。じんわり沁みる老人小説。
徳一さんのとりとめのない思考の描写が、リアルで面白く感じました。
考えているうちに方向が変わったり、もともとの始まりを忘れたり、堂々巡りだったり…。
笑って読んでいたけれど、身に覚えがあったりして、ちょっと焦りました。
特に何か出来事があるわけではないのだけれど、終わるのが惜しかった小説。
続編希望です。
内容
★★★★[0回]
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