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2010/05/12 (Wed) 13:10

東京創元社
2010年1月

大学一年生の秋、杉下希美は運命的な出会いをする。台風による床上浸水によって、同じアパートの安藤望・西崎真人と親しくなったのだ。努力家の安藤と、小説家志望の西崎。それぞれに屈折とトラウマ、そして夢を抱く三人はやがてある計画に手を染めた。
すべては「N」のために──。
タワーマンションで起きた悲劇的な殺人事件。そして、その真実をモノローグ形式で抒情的に解き明かす、著者渾身の連作長編。





主要な登場人物全員の苗字か名前にはNがつき、タイトルどおり「Nのために」という愛のそれぞれの形がテーマになっているのだと思います。
それは、他人から見ればいびつなものかもしれないし、時には狂気にも見えてしまうでしょう。そして思うに、Nは自分自身でもあり、自己への愛も含まれているのだと思いました。
独白形式で「告白」にスタイルは似ていますが、トラウマを引きずっているにしろ、登場人物たちが必死で他人を思いやるこちらのほうが前向きであるといえるかもしれません。
その結末がどうであれ…。
ただ、よかれと思うことでも、他人にとっては苦痛でしかないこともあるということはこの本を読んで身に沁みました。

ちなみに(どうでもいいですが)、私もNです。

内容★★★★


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