2010/02/12 (Fri) 09:50
2007年
監督:クリスティアン・ムンジウ
出演者:アナマリア・マリンカ、ローラ・ヴァシリウ、ヴラド・イヴァノフ
原題:4 luni, 3 saptamâni si 2 zile 英題:4 Months, 3 Weeks and 2 Days
上映時間:113分
製作国:ルーマニア
チャウシェスク独裁政権末期のルーマニア、大学生のオティリア(アナマリア・マリンカ)とガビツァ(ローラ・ヴァシリウ)は寮のルームメート同士。実はガビツァは妊娠していたが、中絶は法律で禁じられていた。中絶手術の当日、予想外の事態が重なり手術の機会を逃しそうになるが、オティリアは親友のためにある決断を下す。
ストーリーの進行は結構淡々としていて、登場人物の感情の爆発があるわけでもないです。
しかし、沈黙の間が多く見受けられ、観ていてとても落ち着かない雰囲気になります。
この国のこの時期の人々の重苦しい緊張感が伝わってくるかのようです。
説明のほとんどない映画ですが、これほど映像が語ってくるとは驚きです。
中絶反対とか友情とか、そういうテーマが盛り込まれているわけではなさそうですが、とても心に残る映画でした。
内容★★★★
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