2009/12/09 (Wed) 11:21
2006
監督:クリストファー・ノーラン
出演者:クリスチャン・ベール、ヒュー・ジャックマン、マイケル・ケイン、スカーレット・ヨハンソン
原題:The Prestige
上映時間:128分
製作国:アメリカ合衆国、イギリス
19世紀末のロンドン。若き奇術師アンジャーとボーデンは、中堅どころの奇術師ミルトンの元で修行をしていた。しかしある日、アンジャーの妻で助手のジュリアが水中脱出に失敗し死亡。事故の原因はボーデンの結んだロープが外れなかったことだった。これを機にアンジャーは復讐鬼へと変貌し、2人は血を流す争いを繰り返すことになる。その後、結婚し幸せな日々を送るボーデンは、新しいマジック「瞬間移動」を披露するのだが…。
マジックのためならば何でもする2人の執念に圧倒されました。
「チアーズ!」を観た直後だっただけに、お互いの舞台での足の引っ張り合いには、恐ろしいものを感じました。そして、醜い…。
「瞬間移動装置」、ラストのトリックなどを問題視されている声もあるようですが、私にはそんなことが些細なことに思えるほど、この暗黒のうねりに圧倒されっぱなしでした。2人がどこまで堕ちていくのかと。
何かに一生懸命になるのは素晴らしいことだとは思いますが、呑まれたらお終いなんですね。すべては、バランスなのでしょうか。
ドラマ性も素晴らしいですが、ラストですべてが明らかになる見事なシナリオもよかったです。
ただ、私はウルヴァリンのファンなので、というか最初に仕掛けたのはボーデンだと思うので、終わり方は好きではないですけど。(トリックのことではなく)
内容★★★★★
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