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2009/10/27 (Tue) 13:10

2008

コーヒーは世界で最も日常的な飲物。全世界での1日あたりの消費量は約20億杯にもなる。大手企業がコーヒー市場を支配し、石油に次ぐ取引規模を誇る国際商品にしている。私たちは「おいしいコーヒー」にお金を払い続けている。しかし、コーヒー農家に支払われる代価は低く、多くの農家が困窮し、農園を手放さなくてはならないという現実。
一体なぜ?
このパラドックスが最もよく現われているのが、コーヒーの原産国エチオピアだ。
その原因は、国際コーヒー協定の破綻による価格の大幅な落ち込み、貿易の不公正なシステム。
農民たちは教育を受けることも、食べることもままならず、貧困にあえいでいる。
エチオピアでは毎年700万人が緊急食糧援助を受けており、緊急支援に依存せざるを得ない状況にある。しかし、アフリカの輸出シェアが1パーセント増えれば年700億ドルを創出できる。この金額はアフリカ全体が現在受け取っている援助額の5倍に相当する。必要なのは援助ではなく、自立を支援するためのプログラムなのだ。
エチオピアの74000人以上のコーヒー農家を束ねるオロミア州コーヒー農協連合会の代表、タデッセ・メスケラは、農民たちが国際市場で高品質で取り引きされるコーヒー豆の収穫のために奮闘するかたわら、公正な取引(フェアトレード)を求めて世界中を飛び回る。
コーヒー産業の実態を暴きながら、貧困に苦しむコーヒー農家の人々を救おうとするタデッセの戦い。生産者、企業、消費者。コーヒーが飲まれるまでの道のりに、深いドラマがある。1杯のコーヒーを通して、地球の裏側の人々の生活と世界の現実を、あなたは深く知ることになるだろう。


これも食に関するドキュメント。
「いのちの食べかた」とは見る角度が違い、こちらでは生産者にスポットが当てられています。
こちらも現実を知ったら、おいそれと気軽にコーヒーを飲んではいけない気なります。
無知は罪とはよくいったものです。

衣類、電化製品などでも同じような状況があると思うのですが、コーヒーは消費者の価格に反映されていない気がします。
衣類、電化製品は価格競争の煽りで仕方ないとしても、コーヒーはまるまる商社の儲けなのでしょうか?
日本でも漁業を助けるために、中間マージンを省く流通システムをつくる動きなどがあります。
エチオピアもそうなる日が、そう遠くないことを願います。

内容★★★★


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