2010/03/17 (Wed) 14:32
Penguin Books Level1
1998
毎年Lea-on-Seaを訪れ、ホテルVistaに宿泊するピーターとスーザンのリード夫妻。でも、今年は何かがおかしかった。ピーターに成りすましている男がいるのだ。だが、何故?彼は、好意的なのだろうか、それとも危険なのか―一体何が目的で?
今回でLea-on-Seaへ来るのは13回目となるわけだが、これが最後となってしまうのだろうか?
確かに、単語も文も難しくはないです。
でも、初心者用と考えると、この設定は混乱を招き易いですね。
ピーターの本物と偽者の2人が存在するため、話につじつまが合わないまま進行してしまうからです。
自分の解釈に自信がないまま読んでいる初心者に、これはきつすぎると思うのですが。Level 1に相応しいとは思えません。
また、このレベルだと、中高生の使用も多いかと思うのですが(現に私はそうしていますが)、この終わりもモラル的にもどうかと思われます。
単語や文法だけ易しくしてもね、の典型でした。
ただ、どうして2人いるんだ?と疑問に思えれば、最後まで読み通せるモチベーションは上げ易い本ともいえるかもしれません。(最後にがっかりするかどうかはわかりませんが)
内容★★
難易度★
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2010/02/22 (Mon) 14:59
2009/07/01 (Wed) 23:18
2009/06/30 (Tue) 01:00
Oxford Bookworms Stage 2
2008
1974年、アメリカ・オクラホマ州で実際に起きたカレン・シルクウッドの死亡事故。プルトニウム燃料工場で働いていたカレン。いったい誰が彼女の死を望んでいたのか?
Stage 2ですが、"Canterbille Ghost"より聞き取りやすく感じました。
最初に、主人公の死亡を読者に知らせ、その経緯を描いていくといったつくりになっています。
その死の原因を知りたくなり、ついつい話にのめり込んでしまいました。
そこら辺の作り方は、読者を捉えるという意味で、巧妙です。
ただ、最後の方はちょっと濁してあり、どうやって事故を起こしたのかとかは説明されません。
犯人もまた、推測の域をでないです。
という風で、ラストがちょっとすっきりしないのが残念でした。
内容★★★★
難易度★
2009/06/26 (Fri) 00:30
Oxford Bookworms Stage2
2007
Retold by John Escott
作者はイギリスの劇作家オスカー・ワイルド。300年前から幽霊が出るカンタビル邸に、アメリカ人一家が越して来た。なんとか彼らを怖がらせようとする幽霊だったが…。
これもCDのみでトライ。
Stage1の早さに慣れてしまっていたため、その速さに最初は戸惑いました。
といってもCNNなどに比べたら、断然遅いのですが。(当たり前ですね)
スピード以外は、Stage1との違いはあまり感じられませんでした。
話の内容は喜劇。
でも、あまりに一方的に幽霊がやり込められてしまうため、なんだかかわいそうでもあります。
ラストの方はちょっとしんみり。
人気のある作品らしく、PenguinやMacmillanからもリリースされています。
内容★★★
難易度★