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アメコミで英語、と映画と小説と漫画など
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2024/12/22 (Sun) 11:00
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2011/06/13 (Mon) 11:10

文藝春秋
2011年4月

ロシア人の血を引く子爵・麻倉清彬は、殺人容疑をかけられた親友・多岐川嘉人に上野のカフェーに呼び出される。それが全ての事件のはじまりだった。華族社会で起きた殺人事件と共産主義活動家の摘発。そして、禁断の恋…。退廃と享楽に彩られた帝都の華族社会で混血の子爵・麻倉清彬が辿りついた衝撃の真実。




題名どおりというべきでしょうか。
推理よりも、雰囲気を楽しむ本だと思いました。
淡々とした中に哀愁が滲み出ているというか、そんな感じが結構良かったです。

内容★★★★


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2011/01/29 (Sat) 09:57

幻冬舎
2010年11月

偉大な父を超えるには、狂うしかなかった(「ダイダロスの息子」)。この世でもっとも憂鬱なことは、どんなことだろうか(「神統記」)。死ぬことと生きることは、少しも違わない(「最初の哲学者」)。世界は、“語られる”ことではじめて、意味あるものになる(「ヒストリエ」)。13の掌編から解き明かされる、歴史を超えた人間哲学。ギリシアをモチーフに、吉川英治文学新人賞・日本推理作家協会賞をダブル受賞の著者が満を持して放つ、文学の原点であり極上のエンターテインメント。





動機や心情が独自にアレンジされていて、またそれが納得できるのでなかなか楽しめました。
また、一話一話短いのに、結構考えさせられもしました。
ただ、私の勉強不足で知識が足りず、馴染みのない話もあって、すべての違いを楽しむことができなかったのが悔しかったです。
まだまだ勉強が足りませんね。つくづくそう思わされました。

内容★★★★


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2010/07/27 (Tue) 18:20

講談社
2010年5月

わたしはもう見捨てない――。
ある事件をきっかけに警察官を辞めた元SPの冬木安奈。六本木のバー「ダズン」で働いていた彼女に、行方をくらましていた元チェス世界王者の"天才"アンディ・ウォーカーの警護依頼が舞い込む。依頼者の宋蓮花は、「アメリカ合衆国大統領に狙われている」というが……。




「ジョーカー・ゲーム」でブレイクした柳広司さんの新作ですが、少々期待はずれというところでしょうか。
金城一紀さんの「SP」ほどスリリングではないし、チェスにしても小川洋子さんの「猫を抱いて象と泳ぐ」を読んだ後では二番煎じの感が拭えないです。
ストーリーも人物描写もあっさり目な印象。
せめて魅力的なキャラが一人でもいたらよかったのですが。
それにしても、チェス名人って変わった人ばっかりなんですかねぇ。

内容★★★


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2010/06/05 (Sat) 18:50

角川書店
2008年8月

結城中佐の発案で陸軍内に設立されたスパイ養成学校“D機関”。超難関試験を突破した一期生は、外国語、学問はもちろんのこと、爆薬や無電の扱い方、変装術、女の口説き方など多様な訓練を受け、長髪、背広姿で互いを偽名で呼び合った。「スパイとは“見えない存在”であること」、「殺人及び自死は最悪の選択肢」、これが、結城が訓練生に叩き込んだ戒律だった。軍隊組織の信条を真っ向から否定する“D機関”の存在は、当然、猛反発を招いた。だが、頭脳明晰、実行力でも群を抜く「魔王」ーー結城中佐は、魔術師の如き手さばきで諜報戦の成果を上げ、陸軍内の敵をも出し抜いてゆく。東京、横浜、上海、ロンドンで繰り広げられる最高にスタイリッシュなスパイ・ミステリー。




第62回 日本推理作家協会賞 長編及び連作短編集部門受賞
第30回吉川英治文学新人賞
2009年本屋大賞第3位

スパイがどれだけ過酷なのかということがよくわかります。
それか決してジェームズ・ボンドのようではなくて…。

5編の短編からなり、D機関と結城中佐はすべて共通しているものの、主人公も舞台もそれぞれ違います。
そんな尾を引かないところも、この作品のクールさとマッチしてるな、なんて思ったりもしました。
短編なのに、ストーリーは二転三転したりとよく考えてあり、楽しませてくれます。
ひとつひとつが上手くまとまっていて、感心しました。
戦時中のスパイでもこれだけ複雑なら、今のハイテクを駆使したスパイ活動って一体どんななんでしょうね。
続編の「ダブル・ジョーカー」も勿論読むつもりです。

内容★★★★



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