2009/02/21 (Sat) 09:39
文藝春秋
2008年10月
男がその言葉を口にしたとき、女は最後の決意を固めた。あの白い粉の力を借りるときがやって来た――。IT会社社長の真柴義孝が自宅で変死体となって発見された。死因は毒物による中毒だ。草薙刑事は被害者の愛人だった若山宏美を第一容疑者として疑うが、彼の同僚の内海 薫は真柴の妻・綾音の行動に不審を持ち、別行動で調べ始める。だが綾音には鉄壁のアリバイがあった。そのアリバイを崩すためには、湯川 学の力を借りる以外にないが……。
ガリレオシリーズ長編第2作。
トリックが云々とか結構批判があるみたいですが、私は読んでいて面白ければそれでいいような気もします。
っていうか、よくこんなトリック思いついたなぁと感心してしまいましたけど…。
トリックを見破るというより、このシリーズの場合、キャラを楽しむといった感じで私は読んでいます。
今回感動する場面がなかったのはちょっと寂しいですが、それでもぐいぐい読ませる力は相変わらずです。
ただ、やはり福山雅治と柴咲コウをイメージして読んでしまっているので(もうこれは避けられないですね)、内海がipodで福山雅治のアルバムを聞いていたという描写を見たときは複雑な心境でした…。
内容★★★★
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