忍者ブログ
アメコミで英語、と映画と小説と漫画など
読んだアメコミ、映画、漫画、小説などの記録。 画像をクリックすると、若干大きいサイズで見られます。 ★★★★★……震えます。生きてて良かったと思います。 ★★★★……唸ります。気分が高揚します。 ★★★……うんうん。読んで損はないかと。 ★★……時間を損したかなと悲しくなるかも。 ★……怒りがこみ上げてくるかも?
Admin / Write
2024/04/27 (Sat) 10:49
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2010/06/24 (Thu) 20:00

文藝春秋
2009年9月

町村合併でできた人口12万人のゆめの市。古くからある商店街はさびれ、国道沿いの「ドリームタウン」が唯一の盛り場だ。この街で暮らす5人――社会福祉事務所で生活保護支給業務に就く相原友則、東京生活を夢見る女子高生の久保史恵、詐欺まがいの商品を売りつけるセールスマンの加藤裕也、スーパーの保安員をくびになり、新興宗教に救いを求める堀部妙子、県議会に打って出る腹積もりの市議会議員・山本順一――が鬱屈を抱えたまま日々を送り、やがて思いがけない事態に陥っていく。奥田ファン待望、『最悪』『邪魔』以来となる渾身の群像劇。






550ページもあり、ちょっと怯みましたが、読み始めると止まらなかったです。
5人の主人公のエピソードが順繰りで進んでいくのですが、途中拉致される人もいたりして、若干順番が違ったりもしました。
生活保護、公務員の怠慢、援助交際、引きこもり、訪問販売、新興宗教、などなどこれでもかというくらいの現代社会の問題点が浮き彫りにされ、勉強になった部分もありますが、憂鬱にもなりました。
読んでいるうちは、愚かだなぁなんて思ったりもしましたが、これが人間なんだと、作者の温かい目も感じたような気もしたのですが、終わり方はそうでもなく、ちょっと裏切られたような…。
かなり面白かったんだけど、最後だけ丸投げ感があり、ちょっと残念でした。

内容★★★★


拍手[0回]

PR
Comment
Name
Title
Mail
URL
Comment
Pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
  HOME   2554  2553  2552  2551  2550  2549  2548  2547  2546  2545  2544 
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
カテゴリー
フリーエリア
にほんブログ村 英語ブログ 洋書・映画の英語へ blogram投票ボタン ↑ランキングに参加していますので、いずれかクリックしていただけると励みになります。 しかっちさんの読書メーター
ブログ内検索
プロフィール
HN:
しかっち
性別:
非公開
バーコード
カウンター
最新コメント
最新TB
忍者ブログ [PR]