2011/02/24 (Thu) 22:02
角川書店
2010年9月
東京を壊滅寸前まで追いやった大震災から4年後、息子を喪った刑事くずれのヤクザ巽丑寅は、不思議な魅力を持った少年、丈太と出会う。彼の背後に浮かび上がるいくつもの謎―消えていく子供たち、埋蔵金伝説、姿なきアナーキスト、不気味に姿を変えつつあるこの街―すべての鍵は封鎖された「島」、お台場に―!?震えるほどリアルな「明日」の世界に、守るべきもののため全力で挑む人々の姿を描いた、フルスケールの感動ミステリ!第30回横溝正史ミステリ大賞受賞作。
舞台設定や背景などは、リアルでよく考えられていると思いました。
物語の進行も、ありきたりに感じなくもないでしたが悪くないかなと。
でも、感情移入しにくいというか、読んでいて夢中にはなれませんでした。
もっと踏み込んでキャラが書いてあると、温度も違っていたのかなと。
とはいえ、新人とは思えない作品だと思います。
次回作に期待。
内容★★★
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