2011/06/24 (Fri) 18:51
集英社
2011年4月
高校入学をきっかけに、本家のある琵琶湖の東側に位置する石走に来た涼介。本家・日出家の跡継ぎとして、お城の本丸御殿に住まう淡十郎の“ナチュラルボーン殿様”な言動にふりまわされる日々が始まった。ある日、淡十郎は校長の娘に恋をするが、その直後、彼女は日出家のライバルで同様に特殊な「力」をもつ棗家の長男・棗広海が好きだと分かる。恋に破れた淡十郎は棗広海ごと棗家をこの街から追い出すと宣言。両家の因縁と三角関係がからみあったとき、力で力を洗う戦いの幕が上がった――!
面白かった~。
味のある登場人物たちもいいし、見事な伏線、先の読めないストーリー展開。どれもよかったです。
後半に入り、ストーリーは深刻になってゆくのだけれど、主人公のせいか、作品全体がとぼけたユーモアで包まれているのも、とても好感が持てました。
読後感もとてもよかったです。
内容★★★★★
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