2010/02/27 (Sat) 11:26
2004
監督:アニエス・ジャウィ
出演者:マリルー・ベリ、アニエス・ジャウィ、ジャン=ピエール・バクリ、セルジュ・リアブキン
原題:Comme une image 英題:Look at Me
上映時間:110分
製作国:フランス
有名大作家を父親に持つ二十歳のロリータは、親の影に隠れてパッとしない自分にコンプレックスを持っている。一番の悩みは、理想とは程遠いぽっちゃり体型だが、皮肉にも、父の連れてきた新しい母は、自分と年の変わらぬスレンダーな美女。父親が自分に無関心なのは、容姿のせいだと考え、唯一の特技である歌で父の気を引こうとするが、自己中心的でワガママな父には気づいてもえない。ジャーナリストの卵であるボーイフレンドに対しても、父とのコネが目当てでは・・・と疑心暗鬼になってしまう。
一方、ロリータの歌の教師シルヴィアは、売れない作家を夫に持つ。夫の才能を信じ、日々、夫を励まし支える彼女は、自分の仕事には、とりたてて情熱を持っていない。練習をせがむロリータのことも初めは疎ましく思っていたが、あるとき、ロリータの父の素性を知り、夫のために急接近。晴れて、夫はビッグ・チャンスを手にするが、そんななか、シルヴィアのロリータに対する感情は、徐々に変化していき・・・。
ちょっと微妙ですね…。
主人公のロリータがセバスチアンと出会い、コンプレックスから抜け出していくという流れは結構いい感じですが、父親が変わらないまま終わってしまうのが、なんとも煮え切らないというか、放り出された気分になってしまいました。
流れは若干だれ気味にも感じなくはないですが、「人」をうまく描けているなとは思いました。
内容★★★
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2010/02/26 (Fri) 16:39
Marvel Comics
November 2009
New Mutantsがようやく倒したProfessorの息子Legion。今彼はUtopiaへ搬送され、Rogueの協力の下、X-Clubによる研究が続けられていた。一方、Sam(Cannonball)の決定でNew Mutantsから外されたDani Moonstarは、勿論Samに殴りかかった…。
サブタイトルの通り、事後報告が中心。
結局Samは、Daniが命令に服従しない点を気にしていたわけで、お互い殴りあった後、Daniはチームに戻ります。
また、宇宙から帰ってきたWarlockが登場。Westchesterに辿り着きますが、そこはすでに廃墟。Utopiaの存在は知らないのだから仕方ないですね。
彼は"Excalibur"や"Nova"などを経ての帰還。いろいろあったのでしょう。そのうち読んでみたいです。
今回のイラストはあまり好きになれず、気分が乗りませんでした。
というわけで、次からクロスオーバーの"Necrosha"編へ。
内容★★★
難易度★★
#01-05
2010/02/26 (Fri) 15:17
Marvel Comics
February 2010
他のDark Avengersのメンバーの正体を知り、Norman Osbornの目的もわかってきたNoh-Varrは、Dark Avengersを離脱した。だが彼自身、目的を失っていて、彷徨う日々が続いていた。そしてついにNormanの追っ手が。Sentryが彼の前に立ちはだかる…。
Noh-Varrのエピソード・約35ページ。
これで"Ms. Marvel #50"に載っていた短編もようやく意味がわかってきました。
KreeのSupreme Intelligenceと連絡をとった彼は、今までの活躍が評価され、地球の守護者に任命されると共に、Nega-Bandsという強力な武器を授けれれます。これはCaptain Marvelが装着していたものより進化しているそうです。
そして今回知り合った女性にNormanについてこう言っています。(この女性とは未来で重要な関係があることは"Ms. Marvel"の短編のなかで描かれています)
"I'm going to wait for the perfect moment and I'm going to strike."
コスチュームは恰好悪くなった気がしますが、頼もしい味方が一人増えたようです。
内容★★★★
難易度★★
#13-16 + Annual
2010/02/26 (Fri) 11:44
2007
監督:リチャード・シェパード
出演者:リチャード・ギア、テレンス・ハワード、ジェシー・アイゼンバーグ
原題:The Hunting Party
上映時間:103分
製作国:アメリカ合衆国、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ
2000年、サラエボ。かつて戦場リポーターの頂点に立ちながらも破滅し、どん底から再起のチャンスを伺うサイモン(リチャード・ギア)。彼とともに戦火をくぐり、いまや出世街道まっしぐらの元・戦場カメラマンのダック(テレンス・ハワード)。そして新米TVプロデューサーのペン(ジェシー・アイゼンバーグ)。この3人のジャーナリストがスクープを求めて、重要戦争犯罪人・フォックスの至近距離までたどり着いたとき、想像しえない事態が彼らの前に立ちはだかる…。
実話に基づいているそうです。
虐殺などの非人道的行為そのものより、首謀者の捜索、CIAの暗黒面にスポットが当てられているように感じました。
なので、ルワンダ関連の話ほどの重さは感じず、コミカルな部分も手伝ってか、あまり現実っぽく感じられないのが残念な点ではあります。せっかくテーマはいいのに。
アメリカに限ったことではないとは思いますが、正義よりもまず国益が優先するということを私たちはしっかり認識していないといけないのかもしれませんね。
悲しいけれど、正義が行われるのが当たり前ではないようです。
ぎゃあぎゃあ喚いたところで、個人なんて簡単に抹消されてしまうのが現実なのでしょう…。
内容★★★★
2010/02/26 (Fri) 10:39
2007
監督:シドニー・ルメット
出演者:フィリップ・シーモア・ホフマン、イーサン・ホーク、マリサ・トメイ、アルバート・フィニー
原題:Before the Devil Knows You're Dead
上映時間:117分
製作国:アメリカ
ニューヨーク郊外の小さな宝石店に男が押し入った。銃を突きつけ店員の女性を脅しながら、次々と宝石を袋に詰めていく。隙を見つけた店員が男に発砲。男も撃ち返す。倒れる二人…。店の外で待っていた共犯者は、強盗が失敗に終わったことを知り、あわてて車を走らせる。強盗3日前。ハンク(イーサン・ホーク)は週末を娘と過ごしていた。離婚した妻からは養育費の支払いが遅れているのを責められる。そんな彼に、兄アンディ(フィリップ・シーモア・ホフマン)が強盗計画を持ちかけた。悩んだ末ようやく決心したハンクに、アンディは狙っている店を告げる。それは両親が経営する宝石店だった。怖じ気づくハンクにアンディは、お互いに金が要ることを引き合いに出し、前金をちらつかせ説得する。強盗4日前。会計士のアンディは、美しい妻ジーナ(マリサ・トメイ)とマンハッタンのアパートメントに住み、一見だれもがうらやむ暮らしを送っていた。だが実際は、ドラッグに溺れ、会社の金を横領していたのだった。そんな時、国税局の調査が入ることを知り、帳簿をごまかしたことが明るみにでることを恐れ焦る。自分の人生はパーツがバラバラでつながらない、出てくる結果が合計にならない、とつぶやくアンディ。アンディとハンクは強盗が失敗に終わっただけでなく、撃たれたのが自分達の母親だと知って愕然とする。打ちひしがれる父親のチャールズ(アルバート・フィニー)は、新聞で犯行記事を読み、事件に疑問を抱きはじめていく。一方、ハンクは共犯者の家族から恐喝されていた。アンディもまた会社から帳簿の穴を問われ、二人は急速に追いつめられていく……。
骨太というか、久しぶりに正統派な映画を観た気がします。
最近の凝った映像手法とかは取り入れられてないものの、却ってそれが新鮮かも。
そういうものに頼らなくても、面白いものは面白いという証明にもなっている気がします。
自分で蒔いた種で今の現状があるのに、苦し紛れに立てたいい加減な計画でどんどん悪い方向へ…。
後悔先に立たず。いい加減に生きているとろくなことがなさそうです。
内容★★★★