2010/03/01 (Mon) 11:35
2004
監督:ジョン・ダイガン
出演者:シャーリーズ・セロン、ペネロペ・クルス、スチュアート・タウンゼント
原題:Head in the Clouds
上映時間:121分
製作国:イギリス、カナダ
1933年、英国の貧しい大学生ガイ・マリオン(スチュアート・タウンゼント)は、ささいなことから美貌と天真爛漫な振る舞いで名高い上流階級の娘ギルダ・ベッセ(シャーリーズ・セロン)と出会う。全く生きる世界が違うゆえにお互いに強く惹かれ合い、一夜を共にする二人。しかし、ギルダはガイの愛の告白を受け入れることなく華やかでスリルのある人生を求め、単身パリへと旅立っていく・・・。
3年後、大学を卒業したある日、忘れかけていたギルダからの手紙に導かれパリに渡ったガイは、女優やカメラマン、アーティストと次々と自己表現の場を求め、華やかに暮らすギルダと再会する。しかし、芸術活動の援助を目当てにパトロンとベッドを共にすることを止めない奔放なギルダ。彼女は、14歳の時に占い師から「あなたの34歳以降の人生が見えない」と告げられたことが脳裏から離れず、とにかく生き急いでいた。そして、その本当の願いは、恋人のガイ、スペインの内戦を逃れてきた友人のミア(ペネロペ・クルス)の3人で暮らすことだった。迫りくる戦争の現実に背を向け、1930年代パリ特有の享楽的な生活を謳歌する3人。しかし、台頭するナチスの勢力は次第に彼らの生活に影を落とし始め、ガイとミアはいつまでも快楽主義的な生活を追い求めるギルダを残して内戦の激化するスペインに渡ってゆくのだった・・・。
月日が流れ、世界は遂に戦争に突入していった。そして、レジスタンス活動のためにナチス占領下のパリに舞い戻ったガイが見たのは、ドイツ将校に寄り添い街を歩くギルダの姿だった。相変わらず自分の幸せだけを追い求めているかに見えるギルダ。しかし、戦争の荒波は彼女の人生、そして彼女自身をも大きく変えていたのだった・・・。
前半の、ガイがギルダに翻弄されているあたりでは結構期待していたのだけれど、後半の戦争に関係していってからは、ありふれて見飽きたストーリー展開になってしまって、ちょっと残念でした。
美女二人の共演はいいけれど、昔の映画のただ焼き直しで終わってしまっては勿体無いです。
細かい点で見れば、戦争の無意味さ、人間の残酷さは伝わってきますが、ただそれだけでは…。
内容★★★
PR
2010/03/01 (Mon) 10:33
2008
監督:ダニー・ボイル
出演者:デーヴ・パテール、マドゥル・ミッタル、フリーダ・ピントー、アニル・カプール、イルファーン・カーン
原題:Slumdog Millionaire
上映時間:120分
製作国:イギリス
インドのスラム街で育った孤児のジャマール(イルファン・カーン)は、世界的な人気番組「クイズ$ミリオネア」で、あと一問で全問正解という状況にいた。だが、無学の少年が答えられるはずないと、司会者には疑われ、賞金の支払いを渋るTV番組会社の差し金で警察に連行され、尋問を受けることになる。一体なぜ、ジャマールは100ドル札に印刷された大統領の名前や、ピストルの発明者を知り得たのか…? 警察の尋問、クイズが続く番組、そして彼の子供時代の記憶を行き来しながら、貧富の差が混在するインドを生き抜いた少年の人生を描く。
アカデミー賞8部門受賞は伊達じゃないですね。
そのテンポの良さ、最後まで観る者を惹きつけるその構成、素晴らしいです。
クイズが主体の映画だと思っていたのですが、そうではなく、ジャマールの人生を織り交ぜながら、インドの宗教性、生活の様子などもしっかり描かれていて、勉強にもなります。
比べてしまうと、やはり日本は恵まれていて、安全な国だと再認識させられます。
ジャマールが途中でリタイアせずに、最後までクイズに挑戦し続けたのは、きっとお金ではなく、インドの国民すべての夢と希望を背負ってしまったからだと思うのですが、どうでしょう。
観終えた後も、本当に気持ちのいい映画でした。
原作のVikas Swarup「Q & A(ぼくと1ルピーの神様)」とは大幅に変更されているらしく、また、原作のほうも評判が良いので、是非読んでみたいところです。
内容★★★★★
2010/02/28 (Sun) 19:39
Marvel Comics
January 2010
Marvel Comics
February 2010
Marvel Comics
March 2010
Marvel Comics
April 2010
奇襲攻撃を受け、混乱の極地に達するUtopia。ついには2人の死者と1人の重傷者を出してしまうX-Men。そのうえWarpathもNecroshaへと連れ去られてしまう。そして、X-Forceが、Warpathの奪還とSeleneの抹殺を使命とし出動する…。
"Necrosha"編・前半。といっても#25で完結ですが、来月まで待ちきれず、途中ですが読んでしまいました。
もう、ず~っと全開、全力疾走って感じです。
すべてがクライマックス。
イラストが超カッコイイのに、トーンが暗すぎて、判別できないときがたまにあるのが唯一の難点でしょうか。
Hellionsに急襲されるEmma, Cyclops, Domino。そこに何も知らないVanisherが現れるコミカルな様が、今回の凄惨たる状況での救いかもしれません。
Cypherに異変が起きたため、Hellionsはそちらに移動。Seleneにとって、Cypherは何か重要な役目があるようです。
でも、Cyclopsたちは休む間も無く、今度はBansheeの攻撃を受けます。
Cypherと同じく、死人でも自分の意識はあるようなのですが、身体は操られたままというのが、なんとも悲しいところです。
ひとまずVanisherのテレポートで退避。
X-23, Dr. NemesisはFeralと、ColossusはStonewall, Super Sabreと(ここは"New Mutants"とシンクロ)、RogueはTowerと、IcemanはDarkstarと、Psylocke, DazzlerはHurricane, Spyne, Deadboltと、Hellion, SergeはFirefistとそれぞれ戦います。
Pyroたちに襲われたArchangel, Warpath, Hrimhari, Wolfsbaneですが、ここはArchangelが奮闘。WarpathはRisqueに襲われます。(元恋人?)
HrimhariはWolfsbaneを医務室へ。しかし頼みの綱のElixirは意識を取り戻さないままの状態。Dr. Nemesisの診たところ、Wolfsbaneは妊娠していて、母子共にやばい状態。HrimhariはHeraを呼び出し、自分の魂と引き換えに命を救ってくれるよう頼みますが、一つの魂では一つの命しか救えないとの事。Hrimhariは勿論どちらか選ぶことなど出来るはずがなく、Elixirを選びます。で、ElixirがWolfsbaneを治療。このとき、赤ちゃんの力をWolfsbaneに分けたため、Wolfsbaneはかなりのパワーアップを果たしていることが後に発覚。
混戦は続き、Warpathに奪われたナイフを回収するため、ついにSaleneの部下5人衆が参戦。
Diamond LilがMortisに、OnyxxがWitherにあっという間に殺され、MercuryとArchangerがSenyakaとBlinkのコンビネーション攻撃に撃沈。ナイフだけでなく、Warpathも捕えて撤退します。
すぐにWolverineに指令を出すCyclops。
"You and X-Force are going to Genosha to save Warpath and stop Selene."
そこに横から声が。
"Idon't want her stopped."
"Emma?"
"Let me make this as clear as I can, Logan. You need to kill her. Her and everyone that attacked us... Even Kevin. That's the only way this will end."
場面は変わり、意識を取り戻し状況を把握するWolfsbane。
"How can tjis be happening."
真剣な顔で答えるX-23。
"We must assume the two of you had se--"
すかさず遮るElixir。
"Laura... I don't think that's what she meant."
これは面白かったです。
そしてVanisherのテレポートで、一挙にGenoshaへ飛ぶX-Force。
一緒に連れてこられたWolfsbaneがVanisherに抗議します。
"I can't be here! I can't do this! Not Now!"
Vanisherの答え。
"He said take X-Force to Genosha. You're wearing black, so you went."
そして脳に癌を植えつけられて協力していただけのVanisherは、癌がとっくの昔に取り除いてあることをElixirに打ち明けられてからも、自分だけ逃げるようなまねはせず、ここから怒涛の活躍を見せます。
コミカルな面もあって、Vanisher大好きになりました。
Eliphasは死に、Warpathは助け出され、しかしSeleneは死人の魂を吸って暗黒神になり…。
次で決着がつきます。
そうそう、Destinyが脱走したという話もでていたので、こちらは"X-Men: Legacy"に多分描かれていると思われます。
内容★★★★★
難易度★★
X-Force #21-25 + New Mutants #06-08, X-Men: Legacy #231-233 + Necrosha
New Mutants #06-11 + Necrosha(New Mutants Part)
X-Force #21-25 + Necrosha(X-Force Part)
2010/02/28 (Sun) 15:06
Dark Horse
2009
Ningenは旅を続けていた。彼の師匠と道場の仲間を皆殺しにしたKuzumidoという男を追って…。そして彼はその道中、365人のサムライを殺さなければならないのだった…。
約400ページ。
といってもすぐ読み終わります。
1ページ1コマで、映画のようなカット割がなかなかの迫力を出しています。
雰囲気は結構あります。
でもね…、主人公の名前がNingenって…。
それに、どうしても時代劇だと「無限の住人」と比べてしまうのですが、人の感情というか、キャラの奥行きが描けてない感じですね。
しかも365人を殺す必然性もわかりにくければ、切腹→悟り?何だか展開が理解できないのですが…。
アクションがかなり雰囲気出ているだけに勿体無いです。
内容★★★
難易度★
2010/02/28 (Sun) 13:30
Marvel Comics
February 2009
Marvel Comics
February 2009
Marvel Comics
March 2009
ベストセラー"Marvels"の著者である、フォトジャーナリスト・Phil Sheldonは、最近のスーパーヒーローたちの事件に懸念を感じていた。もはや正義と悪の区別が出来ないほど、世界は混沌としてしまっているようだった。そして、次の本の準備に取り掛かっている矢先、肺癌の宣告を受けたのだった…。
いつもの目線と違う、一般人からの視点で描かれるスーパーヒーローの世界・全6話・前半。
スーパーヒーローとは距離を置いていて、限られた情報の中で、人々がどう思っているのかが描かれていて大変興味深いコミックです。
実はこの作品は、"Marvels"という1994年のコミックの続編だったようです。
知らずにこちらを先に読んでしまいましたが、あまり支障はないようです。15年も間があるというのがすごいですね。
Fantastic Fourの離婚騒動、Pym(Yellowjacket)のWaspに対する虐待、Captain Americaの逮捕など、昔の出来事がかなり簡単ではありますが、取り扱われていて、ザクッとMarvelの世界を知るにはいいのかも知れません。
距離を置いているせいか、妙にリアルに感じてしまうのと、ニューヨークの煩雑さが上手に表現されているなと思いました。
内容★★★★
難易度★★★
#01-06
前作