2010/06/08 (Tue) 21:10
Image Comics
August 2006
Image Comics
September 2006
Image Comics
October 2006
避難所の混乱で、4人の男性が逃げ、残りの男性たちは町の女性たちに手足を縛られ小屋に監禁されることになった。町の女性たちは罠を仕掛け、裸の女性たちの殲滅を図る。作戦は概ね上手く行き、半数以上をしとめることに成功する。祝杯をあげる町の女性たちだったが…。
最初に逃亡したおじさんは、見下し、口を開けば文句しか言わない妻に嫌気が差して出て行ったのでした。
そして、その妻は今銃を手にし、町の男性たちを縛り、小屋に監禁しています。
熊に襲われる警官(Wes)を、裸の女性たちが身を呈して救う場面があるのですが、これを見てはたと気付きました。
ある意味、この裸の女性は、男性の理想像ではないかと。
文句ばかり言い、夫を卑下する女性に対してのアンチテーゼ?
う~ん、深いかも。いろんな意味で考えてしまいます。人間の本能とか。
子孫を残すことが人間の本能だとするならば、彼女たちは純粋なだけなのかも。
少なくともこのコミックは、単なるパニック物ではなかったのです。
エスカレートする一方のその女性の行動に危険を感じたその家のオーナーは、全員を家から追い出してしまいます。
外には、まだ裸の女性たちが潜んでいるのにも拘らず。
そして追い出されたうちの一人であるEathanは、人を食べて以前よりも遥に巨大化した、あの精子のようなものを目撃するのでした…。
内容★★★★★
難易度★★
#13-18
#01-24
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2010/06/08 (Tue) 18:25
Image Comics
May 2006
Image Comics
June 2006
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July 2006
精子のようなものに吸収されていく死体を、なすすべもなく見ていることしかできなかったWes(警察官)たちは、肩を落として避難所へと帰還する。だが避難所では、また問題が起こっていた。捕えていた裸の女性の一人が卵を産み出したのだ。ということは、この仲の男性の誰かが…。男性の誰もが信用を失ってしまった。そして、食料も尽きようとしていた…。
何がリアルかって、とりたてて立派な人間がいないことかもしれません。まあ唯一警察官のWebがリーダーとなっていますが、このタイプのキャラにしては判断力が悪いというか、現実はこんなものかな、と思わせてくれます。
ちょっとここには書きにくいですが、その他リアルな表現がたっぷり出てきます。
避難しているといっても、町一番のお金持ちの家にみんなで一塊になっているだけなので、食料は店や他の家に行けばあるのですが、女性は殺される危険性が、男性はセックスしてしまうのではとの女性の猜疑心から、誰も家を出ることができない状態になってしまっています。
裸の女性について、今のところわかっていることは、火に弱いこと、卵は12個くらい産むということ、そして妊婦は襲わないといういうことです。
脱走するおじさんはでるし、その妻は、妊婦の夫を撃ってしまうし、捕虜の3人も撃ち殺したり、ますます混沌状態に…。
内容★★★★
難易度★★
#13-18
#01-24
2010/06/08 (Tue) 15:30
Image Comics
February 2006
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March 2006
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April 2006
様子を見に行った警官と男たちは、まだ避難所に帰ってこない。やがて、いつのまにか子供たちがいなくなっていることに気付き、騒然となる。母親たちを含め何人かが子供たちを捜しに向かい、数十人の裸の女性たちと出くわしてしまう。
一方避難所では、ジェネレーターの燃料も底をつき、ついに灯りも消えてしまうのだった…。
ようやく半分。いや、もう、半分。
今回はかなり怖かったです。
エヴァ量産機が襲ってきたときみたいな怖さでした。
素手で寄ってたかって殴り殺されるって、ある意味、銃や刃物より痛そうで嫌です。髪の毛も頭皮ごと引きちぎられてるし。
トラウマになってはいけないと、子供にこれは鬼ごっこなんだよと教えたばかりに、それがあだとなり、気軽に外に遊びに行ってしまう子供たち。
子供がいなくなったことを、責任転嫁する親。
心配する姉を疎ましく思う妹。
間違えて町の人を殴り殺してしまう人。
自分たちだけ安全な場所に隠れ、他人を入れない人。
何とか裸の女性の3人を捕獲したのですが、尋問しようという意見と、すぐに殺せという意見に分かれてしまうし。
Ethanは6ヶ月も彼女と会話していないので、別れたものと思っていたら、彼女はしばらく距離をおいただけだという。そして彼女は、例の女性と寝たことを責め続けます。
そして、死んでしまった人たちは、裸の女性たちに運ばれ、巨大な精子みたいなのがいるところに連れて行かれます。何が目的なのでしょう?
内容★★★★
難易度★★
#07-12
#01-24
2010/06/08 (Tue) 01:36
太田出版
2008年7月
アホでおちゃらけだが天才的ボクシングセンスを持つカブ。彼の所属する恵比寿高校ボクシング部に幼なじみでいじめられっ子だったユウキが入部した。憧れのカブの背中を追って地道な努力を続けるユウキ。周囲も驚く成長にともないカブとの関係には微妙な変化が忍び寄る――。
2009年本屋大賞第5位。
ボクシングと言うと「あしたのジョー」と「リングにかけろ」くらいしか知らない私には、解説が詳しく、ボクシングの知識が身に着く大変貴重な本でした。
陸上に剣道、ボクシング…。最近スポーツの小説ばかり読んでいる気がします。
私にはほとんど縁のないお話ばかりでしたが、どれも感動する本でした。
この「ボックス!」もとてもよかったです。
キャラ設定もよく、ストーリー展開も抜群で、一気に読めてしまいます。というか、気になってやめられません。
何度も目頭が熱くなりました。
主役は、鏑木?中盤は優紀の気もするし…。やっぱり二人共ですかね。
中盤は断然、優紀の不断の努力の姿に感動しますが、ラスト近くで鏑木のよさを出してくるあたり、にくい演出です。
悲しみではなく、感動に涙する本でした。
エピローグでさりげなく耀子の名字が変わっています。
やはりというところでしょうか。
読み終わっても、しばらく余韻が残る本でした。
市原隼人さん主演で映画化もされたようですね。
内容★★★★★
2010/06/07 (Mon) 20:31
Image Comics
November 2005
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December 2005
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January 2006
橋が崩れ、ほとんどの車と半数の町の人々が海に沈んでしまった。そして、間髪いれず襲い掛かる裸の4人の女性…。
避難すれば今度は、食料、電気、トイレ、人間関係…問題は山積みだった。
よく考えて作られていますね~。どんどん問題が起きて、目が離せないです。
キャラクターも絞られてきて、いろいろ人間関係の摩擦が浮き彫りになってきています。
Ethanが最初の女性とセックスしてしまったため、新たに4人が生まれてしまった(一人は撃ち殺され、残りは火事で全滅)わけですが、逃げ遅れた男が4人とセックスしてしまい、無数の卵が生み出されてしまうという結果になってしまいました。
薄々自分のせいで卵が生まれたことに気付きながら打ち明けられなかったEathan。しかも、自分のことを棚にあげて、もう一人の男性を責めてるし。なんかリアルです。
他にもいろんな人間関係が渦巻いています。
よくできたパニック物だから、映画にしたらよさそうなんて思ったのですが、よくよく考えたらオールヌードなので、映像化しにくいですね。
内容★★★★
難易度★★
#07-12
#01-24